最近とくに思うこと。

 

言葉が通じても、話が通じない人が増えてるのかなって。

 

もっともわかりやすいのは、反ワクチン過激派の言動。

 

過激派は、ワクチンは害毒という結論にしか興味がないから、

まともな議論ができない、話が通じない。

「ワクチンは悪」という内容以外は聞く気もなさそうです。

 

たいへん悲しいことですが、

話が通じない人々は、正い事実など求めていない。

「自分の正しさ」にしか興味がない。

 

自分の正しさにしがみつかないで、

軌道修正できる謙虚さがあれば、
意見が異なる者どうしでも、建設的な議論ができるはず。
 
自分の正しさにしか興味がない人々は、
間違いを認める柔軟さがない、後に引く勇気もない、
暴力的な方法で自分の正しさを実現するしかなくなる。
これは明らかに破滅の道ですね。
 

「自分の正しさ」が、いかに不正で危険で脆いものか、

私もよくよく気をつけなければと思わされています。

 

最近、ショックなドキュメンタリー映像を観ました。

 

後進国へ寄贈したつもりの古着が、

迷惑な産業廃棄物として山積みにされている内容です。

 

3分ほどの短い内容ですから、ぜひ見てほしいです。

 

私も何度か、古着を寄贈したことがあります。
とても善いことをした気でいました。
 
なんと愚かな思い上がりでしょう。
服を捨てる罪悪感を、他者におしつけていただけでした……
 
善かれと信じてやったことですら、
ありがた迷惑な結果にしかなってない。
残念ながら、それが事実なのです。
 
神様には、万事の顛末が見えています。
だからしつこく命じるのですね。
 
「神に聴き従いなさい」
 

「自分の正しさ」を基準にするのは、たいへん危険です。

まことの神様に尋ねながら歩みましょう。

 

 

 あなたたちは、あなたたちの神、

 主が命じられたことを忠実に行い、

 右にも左にもそれてはならない。

 

 あなたたちの神、

 主が命じられた道を

 ひたすら歩みなさい。

 

 そうすれば、

 あなたたちは命と幸いを得、

 あなたたちが得る土地に

 長く生きることができる。

 

 ――旧約聖書 『申命記/しんめいき』 5章32、33節

 

 

 

 

 

私は法学部卒です。

 

法律の細かい内容はほとんどぜんぶ忘れました。

しかし、法律的な考え方 = リーガルマインドは、

今も忘れず、むしろ私の基準として生きています。

 

ある時、法学ゼミの教授が、

新聞社からインタビューを受けました。

ある出来事の法律的解釈についてです。

 

しかし教授の回答内容に、

後日クレームが来たそうです。

 

私は失礼を承知で、教授に尋ねました。

「先生が世間から叩かれたって話を聞きましたが……」

 

先生は、淡々とおっしゃいました。

 

「ボクも、人としてはとても気の毒だと思うよ。

 なんとかしてあげたい。

 

 でも、法律家として、法律的な見解を尋ねられたら、

 ボクは法律にもとづいて答えるよ。

 

 新聞社は、ボクの人情を聴きにきたのではなくて、

 法律のプロに、法律の話を聴きにきたのだから」

 

 

このO先生の姿を、今もしばしば思い出します。

穏やかに、しかし毅然と。

これが法律家のあるべき姿というものでしょう。

 

とても優しい先生です。

生徒の指導もていねいです。

でも、個人的な私情と、法律的な解釈は、

非情なまでに切り分けるのです。

 

それを「冷たい、人の心がない」などと批判するのは的外れです。

 

相手をおもいやる

温かい心があるからこそ、

私情をまじえないで公正に、

徹底的に切り分けるのです。

 

事実は事実。

仮説は仮説。

推測は推測。

人情は人情。

法律は法律。

 

 

 

法律の世界は、徹底したファクトベースです。

 

異なる要素を混同したりしません。

混同したら大変です。

 

「あの人が犯人だってみんな言ってる。

 あんな凶悪犯はさっさと逮捕しろ、死刑にしろ!」

 

確たる証拠もなしに?

うわさ話を根拠にして、

正義感に燃える人情ベースで量刑を決めますか?

それは正義ですか?

 

松本サリン事件で冤罪被害にあわれた河野義行さんはどうですか?

法律的な切り分けをしないで、犯人捜しの人情が先走ったゆえに、

無実の河野さん一家がひどい目にあいました。

 

イエス・キリストが十字架刑になったのも、

事実を無視して、不当な裁判をして、

宗教者の私情を採用したからではないですか。

 

「自分の正しさ」で、自分の首をしめるだけなら、

勝手にしやがれですよ。

でも、自分の正しさが、

他者の人生を不当に破壊することがいくらでもありえる。

 

だから、思いやりがある人は、

徹底的に切り分けて判断するのですよ。

自分の正しさを判断基準にはしない。

事実、推測、私情をごちゃまぜにはしない。

 

自分の推測と、事実が異なる場合は、

悔しいけれども、事実を採用するのですよ。

 

ちなみに0先生は、後に学長に就任されました。

先生のお人柄が、学部を越えて信頼されていることが、

とてもうれしかったです(*´ω`*)

 

 

イエス・キリストが、しばしば宗教的慣例を破って、

律法の本質を実践するのは、

リーガルマインドのすばらしいお手本です。

 

しかし悲しいかな、法律的な考え方が身につくと、

なんでも疑ってかかる癖もついてしまう(^_^;)

 

「あなたの主張内容はわかりました。

 あなたはそう感じて、そう考えて、

 それが正しいと思っているのですね。

 で、それは客観的にも正しい事実なんでしょうか?」

 

そう口に出すことはほとんどないけれど。

反射的にそう考えてしまう癖がある。

腹の中では、自分を含めて万人を疑っていると言ってもいい。

 

嫌なヤツだよねえ(笑)

 

でも、この疑い深い癖のおかげで、

命拾いしたことがたくさんありますね。

物事の矛盾に気がつきやすいから。

だまされかけても、大事に至る前に離脱できる。

 

ルーン占いの鑑定もね。

相談者のお話はちゃんとお伺いしたうえで、

「この人の話は事実の片面でしかない」

という前提でリーディングしてきました。

 

疑い深いおかげで、

キリスト教会の珍奇なルールにも染まらずにすみました。

 

聖書と矛盾していること。

神もキリストも言ってないことが、

なぜか教団、教会の慣習となってしまってる。

 

素直で純朴な人なら、素直に騙されて従うのでしょう。

しかし私は、根拠不明の慣習には従えません。
 

 

↑この錯視図で、小さい正方形の色は、ぜんぶ同じです!

でも人間の目には、まったく違う色に見えてしまいますね。

 
人間の正しさって、この程度のレベルだと思うんです。
人間の正しさを鵜呑みにするのは、めちゃくちゃ危ないんです。
 

だから、疑い深いのも、矛盾点に気がつきやすいのも、

神様からいただいた大切なギフトです。

 

「あなたの主張内容はわかりました。

 あなたはそう感じて、そう考えて、

 それが正しいと思っているのですね。

 で、それは客観的にも正しい事実なんでしょうか?」

 
こう考える人が増えれば、
おかしなデマ、うわさ話が拡がるのも防げると思いますが……
 
ここで日本の法律家なら、六法全書や判例集をひもとくでしょう。
「で、それは法律的にも正しい解釈なんでしょうか?」
 
キリスト教の信者なら、聖書を開くでしょう。
「で、それは聖書的にも正しい解釈なんでしょうか?」
 
しかし、宗教信者ではなく、キリストに従うキリスト者なら、
こうなるでしょう。
「で、それは神様の御心にかなった解釈なんでしょうか?」
 
キリスト者には、神様の御心がわかるんですか?
 
いいえ、わかりません。
 
わからないから、謙虚になれるのですよ。
 
こんなに傲慢な私ですら、
神様の前では「無力で無知な自分」を認めるしかない。
それが事実だから。
 
究極の正解は、人間にはわからないのだから、
「自分の正しさ」にしがみつくのは、
神様に御心にかなうことではありません。
 
自分の意見をもつのは良い。
むしろ持つべきです。
 
でも、自分の正しさを、絶対的な正しさにしてしまった瞬間、
その人は「神のなりすまし」になります。
 
世界各地で暴れている過激派は、
「自分の個人的な正しさ」を他者にも強要しています。
まことの神様をさしおいて、自分が神としてふるまう、
それを「神への反逆」「罪」という。
 

「自分の正しさ」は、せいぜい一時的な正しさでしかないです。

「現時点で最有力だと思える仮説」にすぎないです。
そのことを、これからも忘れないでおきたいです。
 
 
 
※ 記事中の聖句引用元/日本聖書協会『新共同訳聖書』
 
※ イエスキリストの純粋な福音を知りたい人には、
 『キリスト教放送局 FEBC』をお勧めします。
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