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■今回は、シリア編……やっとこさロシアの出番だ。


ヾ(*´∀`)ノ【要暗記1】 シリアの場所を覚えよう

■シリアはトルコの南隣。

■シリアの地理で重要なポイントは、地中海に面していること。
そして海路で黒海まで……つまりロシアまで直通で行けるということ。

■シリアの歴史はメソポタミア文明までさかのぼれてしまうので省略。
2000年以上前に書かれた旧約聖書では、イスラエル人(ユダヤ人)の敵として何度も登場し、
現代のイスラエルとも不仲である(ゴラン高原の領有権でもめている)

■昨今のシリア報道は、もっぱら泥沼化した内戦の話題ばかり……
欧米連合またはロシア軍の空爆で何人死亡とか、
イスラム過激派のテロで何人死亡とか、そういう話ばかり。

■今のシリア内戦は、やはり2011年に中東各地で起こった「アラブの春」という
民主化運動から始まる。
  <参考記事>商人の天秤・神の天秤【アラブの春】

■今回の記事では、シリアの現状と、シリアをめぐる大国の思惑を中心に見ていきたいと思う。

■なお、シリア東部のクルド人問題については、
ちょっと軸が異なる問題なので、今回は触れないでおく。

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ヾ(*´∀`)ノ【要暗記2】

  共和国 = 王様(君主)がいない国


■シリアはフランス領だったが、第二次世界大戦終了後に共和国として独立。
現在のシリアの正式国名は「シリア・アラブ共和国」。
1963年以降、親子二代にわたるアサド大統領ひきいるバアス党政権が続いている。

■共和国とは、特定の王族などが支配する政治ではなく、
民衆の合議で政治を行う国のこと。
大統領は、あくまで民の代表者であって、君主ではない。
(日本近隣の某民主主義共和国のように、実質君主制の国もあるが……)

■現在のバッシャール・アル=アサド大統領(以下アサド大統領)は、
前大統領のハーフィズ・アル=アサド大統領の息子である。
基本的に、今のシリア報道で「アサド大統領」とあれば、現職の息子大統領の方を指す。

■バアス党は、かつてのアラブ民族の栄光復活を目指している。
イスラム復興の考え方とよく似ている。
しかし、バアス党とイスラム原理主義とは決して相容れない、仲が悪い
近代化を肯定するか否定するかという点で、両者はまったく方針が異なる。


ヾ(*´∀`)ノ【できれば暗記】

 ・イスラム原理主義 …… イスラム復興、近代化を否定

 ・バアス党 …… イスラム復興、近代化を促進


 
■シリア以外の中東諸国は、王制の国が多い。
なので、共和制のシリアとは折り合いが悪い。

シリアは米国から「テロ支援国家」に指定されている。
この辺の事情は王族追放したイランと同じ。
シリアもまた、レバノンのヒズボラやパレスチナのハマスといった、
イスラム主義組織を支援しているという……


■というわけで、シリアの友好国は……
ロシア、イラン(シーア派)、イエメン、パレスチナ自治政府(反イスラエル)、
レバノン(反イスラエル)、スーダン、イラク、キプロス、中国、北朝鮮……
そうそうたる顔ぶれだ。

■シリアの友好国の共通点は、これはもうかんたんにわかるだろう。

■米国に嫌われている国どうしが、ロシア・中国を中心に結束している

と思っておけば間違いない。

■国際政治では、好き嫌いの感情よりも、「敵の敵は味方」の利害関係の方が強いのだ。


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ヾ(*´∀`)ノ【要暗記3】

 シリア政府はシーア派 ← ロシアが支援

 シリア国民の70%はスンナ派 ← 欧米が支援



■これまで、この中東情勢シリーズを読んでくださった人なら、
もうこの時点でシリア内戦の原因が分かったと思う。

■スンナ派とシーア派はどこにあっても対立している。
シリアの場合、国民の大多数はスンナ派であるにも関わらず、
政治は少数派のシーア派が動かしているという「ねじれ」が生じている。

■アサド大統領は、宗教的にはイスラム教シーア派に所属する。
(正確にはシーア派系のアラウィー派だが、このブログでは話をシンプルにしたいので、
アサド大統領はシーア派ということで今後も通します)

■シーア派政権は、シーア派の人間に都合の良い政治をする。
少数派のシーア派政権が、多数派のスンナ派を抑え込むには……
強引な暴力的な方法で抑え込むしかないですねえ……

■アサド政権は、デモ活動や集会の禁止、民主活動家の逮捕・禁固刑判決、
言論統制の強化、移動の自由制限といった、独裁者お決まりの強権を発動。
シリアの民衆=スンナ派の人々の不満がどんどん大きくなる……

■2003年のイラク戦争で、イラクが米国に敗北し、サダム・フセイン政権が崩壊。
フセイン政権=イラクのバアス党政権。
シリアの隣国で、同じバアス党政権が米国によって倒されてしまうと、
次はシリアのバアス党政権が倒される番ではないかと焦り、
シリア政府はますます強硬になってゆく。

■そしてチュニジアに始まったアラブの春の影響を受けて、2011年。
シーア派政権に不満をいだいているスンナ派の民衆が、
アサド大統領の退陣を求め、民主化運動を始めた


■最初は平和的なデモ活動が行われている程度だったのが、
だんだん人数が増えてくると、治安維持部隊が出動し、
民衆に発砲するなどして武力衝突がエスカレートしていく。

■その混乱に乗じて、イラクから流れ込んできたイスラム過激派のアルカイダ(後にISILとなる)が、
イラクとシリアの街を乗っ取るというカオスな事態に。

■そこに、シリア友好国のロシアと、バアス党シリア政府を打倒したい米国が首をつっこんできて、
それぞれ支援している陣営のスポンサーとなって資金・武器をどんどん流してゆく。

■ロシアは、アサド大統領政権に味方し、
米国は、打倒アサド政権の組織……反政府武装勢力にも味方する。

■しかし米露両国とも、シリアへの軍事介入の名目は「テロリストの排除」である。
ISILを筆頭とした、イスラム過激派を排除すること……シリアとイラクで現在も作戦展開中。


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ヾ(*´∀`)ノ【要暗記4】

 シリアには、中東唯一のロシア軍基地があるイカリマーク


■目下、ロシアはシリア北部のアレッポ、イドリブといった、
反政府組織が掌握している地域を容赦なく空爆しまくって、
連日のように民間人死傷者が出ていることで、国際社会から非難されまくっている。

■なぜそこまでして、ロシアはアサド政権の味方をするのか。
いくら友好国とはいえ、ロシアに何のメリットもない軍事介入などするわけがない

■詳しい理由は国際政治の専門家に分析していただくとして、
素人の私が思いつく理由としては、まず欧米諸国へのけん制。
そして、シリアの地中海岸にあるロシア軍基地を今後もキープすること。

■レバノンとの国境にもほど近い、シリア西部のタルトゥスという街には、ロシア軍の港がある。
タルトゥスは、中東唯一かつ地中海唯一の、ロシア軍施設である。



■もし、シリアのアサド政権が転覆して、スンナ派による民主政治が実現したら、
それはシリアが親米国になるということを意味する。

■そうなると、シリアとロシアのこれまでの関係を見直す動きが出てくることは想像に難くない。
場合によっては、タルトゥスのロシア軍基地を手放さざるをえない事態になるかもしれず。

■ロシアにとって、シリアは中東情勢に介入するための橋頭保なのである。
空路でも結構近いし、海路でも黒海から直通でシリアまで行ける。

■だからロシアとしては、シリア政権がどんな政治をやっているかはどうでもいいのである。
とにかく、シリアにあるロシアの基地を死守したい。
そのためには、アサド政権=ロシア友好政権にがんばってもらわねばならない。

■ここで、中東エリアにおける米国軍駐留マップを見てみよう。
これは2007年の状況だが、大枠は現在もそんなに変わってないだろう。


■中東の多くの地域に、何らかの形で米国の息がかかっていることがわかる。

■中東で、米軍のお世話になっていないのは、イラン、イエメン、シリア、レバノン。
ロシアが中東情勢に入りこむとしたら、この4つの国と仲良くするしかない。
とくに地理的にロシアともけっこう近いシリアとイランが重要だ。

■今月の10日に、ロシア国営タス通信がこう伝えたそうだ。
  
 CNN日本語版『ロシア、シリア海軍基地の恒久化を計画』 2016/10/11

 メモロシアのパンコフ副国防相は10日、シリア西部のタルトゥスにある補給基地を拡張し、
 恒久的な海軍基地とする計画を明らかにした。
  ……この基地には埠頭(ふとう)が1つあるだけで、
 地中海での任務に派遣されるロシア軍艦船のための修理所や補給拠点として
 主に使われてきた。


■今のこの時期に、シリアのタルトゥス基地の拡張と恒久化計画を公表する意図は何なのか。
軍事的に重要な情報を、わざわざ全世界に公表しているところがポイント。

■おそらく、軍事基地拡張計画をわざわざ公表したのは、
欧米諸国へのけん制……ロシアはシリアから撤退する気はない、
テロリストを殲滅するための空爆もやめない、という意思表示だと思う。

■アメリカ大統領選をひかえて政治的に浮足立っている米国の隙をつく意図もあるだろう。

■ロシアはこの発表の後、1週間もしないうちに、
ロシア唯一の空母であるというアドミラル・クズネツォフをシリア沖に差し向けている。
(ロシアはわりと有言実行なので、そういう点では欧米より誠実かも……)


AFPBB News日本語http://www.afpbb.com/articles/-/3104539

■↑AFP通信の記事にはこうある。

 メモ ロシア国防省によると、同空母には巡洋艦ピョートル・ベリーキイ、
 駆逐艦ビツェ・アドミラル・クラコフ、大型の対潜艦なども随伴する。
 
 メモ 同艦隊は海洋航行の安全確保に加え
 「海賊行為や国際テロリズムのような現代の新たな脅威に対応」することになるという。


■つまり、空母一隻だけでなく、その他の軍艦もぞろぞろと引き連れて
シリア沖へ向かっているということ。 

■「現代の新たな脅威」とは、表向きは海賊行為や国際テロリズムのことだが、
暗にテロ組織を支援している欧米諸国のことも指しているだろう。

■ところで空母アドミラル・クズネツォフは、どのような海路でシリアへ向かっているのか。
空母の所属は北海ムルマンスクだから……


■ほうほう。ムルマンスクは、フィンランドとほど近い北方の街。
ここから地中海の最奥シリア沖まで航行するには……
スカンジナビア半島をぐるりと回って、
イギリス・フランス間のドーバー海峡または、アイルランド沖の大西洋を通って
ジブラルタル海峡から地中海に入るルートしかない。

■15日にムルマンスクから出向した空母機動部隊は、18日にノルウェー沖、
21日にイギリス近海、26日頃にジブラルタル海峡に現れたようだ。
大西洋の迂回ルートをとらず、わざわざドーバー海峡ルートを選んだと。

■21日頃にイギリスが大騒ぎになったという件を、フリージャーナリストが記事にし、
その内容をロシアメディアのRT(Russia today) が伝えている。
https://www.rt.com/op-edge/363769-uk-russia-fleet-warships/

■↑この記事からいくつか画像を拾ってみる。


■↑デイリーメール誌は、まるでロシア艦隊がイギリスと戦争をしにきたような紙面に。
見出しの The Russians ARE coming! は、
ロシア来た━━━(゚∀゚)━━━!!! と訳したくなるけど、うん、そういうニュアンスではなさそうだ。
軍事オタクは歓喜だろうけど。


■↑エクスプレス誌は、プーチンが良からぬ策略を巡らせてる的な、ものものしい雰囲気。



■↑サン誌も、空母率いるロシア艦隊の脅威を報じている。
赤字の見出しは、「シャレにならないぜ、プーチンさんよ?」という感じだろうか。

■まあ、どう見たって、欧米諸国への軍事力アピールだよね。
欧州各国への配慮をする気があるなら、狭いイギリス海峡ではなく、
大西洋側のルートでスペイン南部のジブラルタル海峡に入るはず
だから。

■これ見よがしに、悠々と航行するロシア船団を、
周辺海域の国はただ黙って見るしかできない。

■ちなみにロシアメディアのRTは、イギリスの銀行口座を凍結されるとかなんとかで、
つい最近もイギリスともめていたので、今回のイギリスの騒動に内心ニヤついていたことだろう。
 <参考記事>中東情勢(番外編) 英国がロシアメディアの銀行口座を凍結する


■空母がずっとこのペースでシリアに向かっているのであれば、
11月上旬にはシリア沖に着くかな?
(現時点(10月28日)では続報がみつからず、空母の現在地は不明)

■ともかく、ロシアは本気で海軍勢力をシリア内戦に投入してきた。
シリア政権を脅かす反乱分子を徹底排除するつもりらしいので、
シリア反政府軍が陣取っているエリアでの空爆がいっそう悪化するかもしれない……


10月28日スプートニク日本語版https://jp.sputniknews.com/politics/201610272950089/

■今後のロシアの動きには要注意。
米国は大統領選で忙しいので、これから年末にかけて、
中東での米露パワーバランスが大きく変わる可能性もある。



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ヾ(*´∀`)ノ【ロシアの主張】

 アサド政権に反対する武装勢力は米国の手下である。

 ホワイト・ヘルメッツは欧米のプロパガンダ組織だ。


■シリア政権に反抗している勢力、つまりスンナ派の組織について、
ロシアと欧米では見解が異なる。

■ロシアは、イスラム過激派と、シリア政府に反対する勢力をひとくくりにして、
シリア領内から排除すべきテロリストとしている。
欧米は、あくまでイスラム過激派だけを排除したいと思っている。

■ロシアは、米国がシリア反政府武装派を支援しているとして、ことあるごとに非難している。
テロとの闘いなどと言っておきながら、米国に都合の良いテロ組織には援助を惜しまないという
米国のダブルスタンダードを責めている。

■今はとくにアレッポというシリア北部の街で、
ロシア・シリア陣営の激しい空爆が行われている。

■アレッポの位置と、各武装勢力の分布図を確認しておこう。

  ■紫のエリア …… 反政府組織が支配
  ■緑のエリア …… アサド政府軍が支配
  ■赤のエリア …… ISILが支配  ベージュはクルド人勢力


■今のアレッポ情勢で問題なのは、街が東西に分断されてしまっていること。
とくに、東部の、反政府勢力エリア(紫色)が、アサド政府軍(緑色)に包囲されていること。


■そしてアレッポ西部では、反政府勢力(紫色)が巻き返しを図って戦闘継続中のため、
ここでもやはり民間人の犠牲者が多数出ている。

■欧米側の報道では、もっぱらアレッポ東部でのロシア空爆と民間人犠牲者の話ばかりで、
あたかもロシアとシリア政府軍だけが悪いかのような印象を受ける。

■ロシア報道では、アレッポ西部とやその他政府軍エリアにおける、
反政府勢力や欧米連合の攻撃被害を報じている。

■どっちにしても、民間人が多数犠牲になっていることは間違いがない。

■シリアでは、民間人による非武装・政治的中立のレスキュー組織、
通称「ホワイト・ヘルメッツ 」が活動している。
このブログでもこれまでにも何度か紹介してきた。
 <参考記事>【シリアの市民救急隊】我らの武器は……【Syria's White Helmets】

■ロシアメディアRTは、ホワイト・ヘルメッツの活動資金を欧米諸国がサポートしているゆえに、
ホワイト・ヘルメッツは政治的に中立・独立した組織などではなく、
欧米の手下あるいはプロパガンダのための組織
だといちゃもんをつけている。


https://www.rt.com/news/363363-white-helmets-funded-west/

■資金源が欧米であれ、彼らの活動は政治活動ではなく、レスキュー活動なのだから、
そんなところにケチをつけなくてもいいじゃないかと思う。

 メモ “We do not hide it, we admit [that] there is funding from the USA,
    from the UK, from Germany, from Netherlands,”

   何も隠しはしない。私たちはたしかに、米国、英国、ドイツ、オランダから、
   資金を受け取っている。

■ホワイト・ヘルメッツは、こっそり資金援助を受けているというのではなく、
「何も隠しはしない」として、欧米諸国の援助の事実をオープンにしている。
その資金で、必要な装備・車両などを購入しているという。

■このひどい内戦状況で、どうやって彼らはレスキュー装備・医療品などを用意しているのか、
たしかに私も疑問というか心配だったけれど、背後に欧米の資金援助があったのだなあ。

■ロシア側の不満は、ホワイト・ヘルメッツの公式発表・ツイッター等で、
ひたすらロシア軍による空爆被害の写真・映像ばかりが、
何度も繰り返し流れていることにあるらしい。

■欧米諸国だって、反政府テロリストのエリアで民間人を犠牲にしているし、
イスラム過激派に武器をばらまいたりしているくせに、
なんでロシアとシリア政府の攻撃ばかりを強調するのか、不公平だということだろう。

■たしかに、ホワイト・ヘルメッツが発信する情報では、
加害者は常にロシア・アサド政府軍となっているような気がする。

■だからといって、ホワイト・ヘルメッツが意図的にそういう情報だけ選んでを流しているのか、
スポンサーへの遠慮か何かがあるのか、
欧米に不利な情報は流さないように言われているのか、
そこのところは私にはわからない。

■少なくとも、現場で命がけで活動している隊員たちには、
いちいちそんなことを考える余裕はないだろうと思うけど……

■ただし、欧米メディアの報道が、ロシア側にだけ不利な内容ばかりで、
欧米側の粗相はスルー気味だというのは事実なので、
ロシアが不満を言うのはもっともなことだとは思う。

■だからといって、ロシアの在り方には賛同できないけれど。

■欧米もロシアも、どっちもどっち。
いちばん迷惑しているのは、シリアの一般の人々だ。

■シリアは、厳しい情勢がまだしばらくは続きそうで……
今後の展開は、ロシアがどう動くかにかかっていると思う。

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ヾ(*´∀`)ノ【今回のポイント】

 黄色い花 シリアは共和制 = 王様がいない国

 黄色い花 シリア政府はシーア派 …… ロシアが支援

   シリア国民の大多数はスンナ派 …… 欧米が支援

 黄色い花 シリアとロシアは友好国 …… 反米で利害一致

 イカリマーク シリアには中東唯一のロシア軍基地がある

 もみじ シリアの近未来はロシアの対応次第???




■次回は、イラクについて書く予定。
中東情勢のツボ(7)イラク……米国の介入、各勢力の対立、ISILの侵略……


【おまけ】

クローバー シリアのホワイト・ヘルメッツ The White Helmets(Syria Civil Defense/SCD)
  
  公式HP(英語)   http://syriacivildefense.org/
  ツイッター(英語)  https://twitter.com/SyriaCivilDef

※彼らの組織名「Syria Civil Defense」は、
 日本語メディアでは「シリア民間防衛隊」という表記になっていますが、
 「防衛隊」と訳すと「武装した民間人の自警団」みたいなイメージになってしまうので、
 私のブログでは「シリアの市民救急隊」という表記で通します。



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以下追記 2022年12月7日

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