■中東イエメン内戦について書こうと思ったけど、その前にこちらを書いておこうと思う。

■国際紛争関連のニュースを見る際は、以下のことを覚えておくととてもわかりやすくなる。

★ 国境を接する国どうしは、たいてい仲が悪くてもめている。
    →領土紛争が起こりやすい (例……竹島、尖閣諸島、北方領土)

★ 宗教において、異教には寛容でも、異端には容赦ない。
    →内戦が起こりやすい (ユダヤ教、キリスト教、イスラム教は、異教ではなく異端)


■なので、日本と近隣国の関係がガタつくのは、日本政府の人間性に原因があるのではなく、
「地理的に近いからどうしてもトラブルが起こりやすいだけ」だということを覚えておいた方がよい。
日本を貶めるのが好きな人は好きなだけそうすればよいのだが、
政治戦略と人間性は分けて考えないといけない。

■そしてこの事実は、国際政治だけでなく、個人レベルの人間関係でもまったく同じことがいえる。

人間関係のトラブルは、お互いの距離が近いところでしか起こらない。

■たとえばご近所の騒音トラブルは、近所だから起こる。
10軒離れた家でどれだけ大騒ぎをしていようが気にならないが、
自分の隣家で騒がれると激しい憤りを覚える。

■自分とは関わりのない遠くの人――芸能人等の不倫は、「ふーん、あっそう」で済むが、
自分と関わりのある人が同じことをしていたらとんでもなくもめる。

■同じ家に暮らしている家族または同居人どうしだと、距離が非常に近いため、
ものすごく細かいささいな違いが、大きなストレスを生むことが少なくない。

■日本では、そんなに宗教熱心な人がいないから、宗教=生活習慣とおきかえるとよい。
そうすれば、世界の宗教争いの原因と心理がわかりやすくなる。

宗教熱心であればあるほど、異教には寛容でも、異端には我慢がならない。
あまり関わりのない他人の言動については、
価値観の多様性を認めて寛容に受けいれられるのに、
それが自分の近親者だと許せなくて、矯正したくなる。

■特定の宗教的価値観(生活常識)の押しつけ、矯正は、
間違いなく相手の反発と抵抗を生み、紛争につながる。
国家間だけでなく、個人間でもこの原則は変わらない。

自分が信仰している宗教=これが正しいと信じている生活習慣が乱されるのは、
だれにとっても不愉快な事なのだ。
それを互いに理解していれば、話し合いによって妥協点をみつけることができる。
妥協できない場合は、お互いに距離をおくというのも建設的な解決策の一つ。

■食後に食器洗いをするタイミング、部屋の掃除の頻度という生活のこと、
夫婦なら家事と仕事のバランスと分担についての考え方、子育ての仕方、
そうした違いが原因でもめているならば、それは宗教争いと同じ構図である。

■近親者とはいわずとも、自分と同じカテゴリーに所属していると思う人どうしでも、
異端が許せなくて、もめるケースが多々ある。
つまり、互いに共有している要素が多ければ多いほど、ささいな違いが大問題に見える。

■同じ職場で、営業マンがドアを開けっ放しで出ていくのは「忙しいのね」と許せても、
自分の同僚の事務員が同じことをすると「あの人は非常識だ」と腹が立つ。
なぜなのか。

■事務員ならこうすべきだという自分の宗教(習慣)を、同僚に無意識におしつけている。
営業マンは事務員とは異なる基準で仕事をしている=異教徒なので許せるが、
同僚は自分と同じ事務員=同じ宗教だと思っているので、ささいな違い=異端が許せない。

■もちろん、異端が許せないというのは職場だけの話ではなく、
一日の生活のどの場面でも、そういうことは起こりうる。

■「○○のクセにこんなことをするなんて……」が口癖の人は、
あちこちで異端を見つけてはトラブルを起こす、地雷人間である。

■「○○ならばこうするはずだ」という宗教をあなたが信仰するのはあなたの自由だが、
あなたの信仰を他者に強要してはいけない……そういうことをすると、必ずもめる。

■対人関係でストレスを抱えているときは、
この宗教争いの罠にはまっていないか確認してみるとよい。

■腹が立つ相手と自分は、
物理的距離が近いか、もしくは共有している要素が多いか、どちらかだ。
距離が近いからこそ、相手もこうするはずだと過剰に期待してしまう(甘えている)ことが
対人ストレスの原因かもしれない。

■宗教争いのてっとり早い解決法は、距離を置くこと。
物理的に、あるいは心理的に距離を置くこと。
互いに、ここから先は干渉しないという境界線を保つこと。

■自分の人生の主権が自分にあると思うなら、
相手の人生の主権もまた、相手にあるという事実を尊重しなければならない。
これを国際政治の世界では「内政不干渉の原則」という。

■ウィキペディアの説明を借りる。

 内政不干渉の原則(ないせいふかんしょうのげんそく)とは、
 国家は国際法に反しない限り、一定の事項について自由に処理することができる権利をもち、
 逆に他国はその事項に関して干渉してはならない義務があるという、
 国家主権から導出される原則をさす。
 そして、こういった国家が自由に処理できる事項のことを、国内管轄事項または国内問題という。


■内政不干渉の原則を個人レベルにおきかえると、こうなる。

 ・法に反しないことなら、自分のことは各自で好きなように処理してよい。
 ・他者のことにむやみに干渉してはならない。

■内政不干渉の原則は、個人レベルならプライバシー尊重とも似ているかもしれない。
とにかく、むやみに他人のことに首をつっこんだり手をだしたりするなということを言っている。

■おせっかいが嫌われるのは、それが内政干渉だから。
相手の主権を無視して領土侵犯している……相手の領域に土足で踏みこんでいるから。

■内政不干渉の原則を、自分の宗教(生活習慣)にとりいれると、大きな益となる。
そうすれば、たとえ気持ち的に異端が許せなくても、余計な争いを起こすことは無くなる。

■以上のことをチラっとでも覚えておけば、国際紛争関連のニュースがわかりやすくなると思う。
国家間の政治も紛争も、人工知能が勝手にやっているのではなく、
生きた人間がやっていることだから……
人間どうしの争いというのは、結局は、肉弾戦でも頭脳戦でもなく、心理戦なのだと思う。








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