昨日の ルーンのメッセージを甘口にする方法。 
の記事で、ルーンフサルクの話題を出しました。

せっかくですから、この流れで、
ルーン魔女KAZがゲルマン共通ルーンフサルクを使っている理由を語っておこうと思います。

アングロサクソンルーンの方が数が多いからリーディング精度が高い等の、
「文字数が多い方が詳しく占いができる」的な説がちゃんちゃらおかしいと思う理由でもあります。
(アングロサクソンルーンの使用者を批判する意図はありません。
 KAZが勝手にそう思っているだけの話です)

今回は、ルーン文字の意味を解釈するスキルとは、まったく関係のない話です。
知らなくても、リーディングに影響はありません。
しかし、ルーン占いをする人には、ぜひ知っておいてほしい話です。

こういう説明ができるルーン占い師は、そう多くはないと思います。
(少なくとも、KAZはそういう人の存在を知らないです)。

この記事を見つけたあなたはとてもラッキーですよ。


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ゲルマン共通ルーンは24文字です。
24文字であることで、ルーンの世界観がきれいに完成しているとKAZは感じています。

といっても、数秘術は無関係です。

言語学的な観点から、古代ゲルマン語のルーン文字が24文字であることに、
特別な意義があるのです。

マニアックで、小難しい説明になりますが、できるだけわかりやすく解説してみます。



KAZの新刊『日用ルーンメッセージ ~実用ルーン占い応用編~』 の冒頭に、
かんたんなフサルク一覧表を載せています。

その一覧表では、フサルクが 8 × 3 = 24文字 であることを強調しました。

【8】という数字は、ルーン文字が現役だった時代のヨーロッパ地域では、
とても重要な意味をもっていたと思われるからです。

現代の欧米語のルーツでもある、
インド・ヨーロッパ(印欧)語族の言語には、なぜだかこのような法則があります。


ベル アルファベットのN + 数字の



まじめな言語学のお話として……ある言語のルーツを研究する際には、
【夜】を表す言葉(名詞)に、上記の法則が当てはまるかどうかも、一つの判断基準になるそうです。


以下、ルーン魔女KAZの個人的な推論です。

いちいち「推論です」「と思われます」と断りながら書くのが面倒なので、断定調で書きますが、
学術的根拠はありませんので、信じる信じないはあなたの自己責任で判断してください。


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ルーン文字は古代ゲルマン語(<印欧語)のものですから、
古代ゲルマン人は【N + 8 = 夜】の法則の世界で生きていたのでしょう。

【夜】という、人間生活において重要な概念を表すのに、
【8】という数字をからませているということは、
【8】には単なる数字という以上の、特別な意味があったはずです。

では、【8】にはどういう意味があるのか。
KAZは、【昼、太陽、日光、光】という意味だと考えています。

その根拠は、【N】です。

【N】という音/文字は、否定の意味を表す言葉に使われます。
英語なら、no にはじまり、not、never、nothing、nobody、neither nor……などがその例です。

つまり、その意味を否定したり、逆の意味を持たせたいときには、
その対象となる単語の先頭に【N】をつけるのです。

【例】 No + thing(物) = nothing(何も無い)

    No + body(体) = nobody(誰もいない)

    No + ever(今までに) = never(一度も無い)


……ということは、【N + 8 = 夜】の法則は、【8を否定すると夜になる】と翻訳できます。





【8を否定すると夜になる】のであれば……
否定される前の【8】は、【昼】だと推測したくなります。

そこで、ルーン文字が現役だった時代には、
数字の【8】が、【昼、太陽、日光、光】という、
とても重要なものを指す言葉(またはシンボル)だったとKAZは考えるのです。

北欧神話のオーディンの騎乗するスレイプニルという馬の脚は8本です。
どうして8本なのか。
オーディンは北欧神話の主神ですから、主神の馬の脚が8本なのは、
【8 = 太陽 = 主なるもののシンボル】を表しているような気もします。


そして、KAZの説が当たっていても、外れていても、
【N + 8 = 夜】の法則は事実として存在するので、
【8】という数字が古代ゲルマン語とルーン文字を扱ううえで、とても重要であることに変わりません。


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では、ゲルマン共通ルーンフサルク【8 × 3】文字の、【3】は何なのか。

【3】という数字は、ノルンの3女神だとか、宇宙樹ユグドラシルには3つの大きな根があるとか、
カバラの生命の樹は3本の柱でできているとか、
その他世界各地の神話・伝説でなんども登場するので、
古代ゲルマン人にとっても同じく重要な数字だったことは間違いないでしょう。

しかし【3】は、数学的に考えても、【8】と非常に関係が深いのです。

【2】 を 【3乗】 すると、【8】 になる。
【8】 の陰には、【1、2、4】 という約数だけでなく、【3】 が隠れているのです。

じゃあ【2】は何かというと、あらゆる【対をなすもの】です。
陰陽、男女、昼夜、光と影……こういう相反するもの同士のペアを 【3乗】 すると 【8】 になり、
【8】 をさらに 【3倍】 すると 【24】 になる。

ゲルマン共通ルーンが24文字でワンセットになっていることには、
それなりの深い理由と神秘があるのです。

ルーンフサルクは24文字ということに意義がある。

そこにブランクのウィルドを加えると合計25文字になって、
【25】 【5 × 5】 【5 の 2乗】 という新しい世界が生まれます。

ゲルマン共通ルーンのフサルクを扱うということは、
【24】 と 【25】 の両方の世界観を扱えるということです。
なんと素晴らしい!
2つの世界観を同時に使えるなんて、とても合理的じゃないですか。

神秘的かつ合理的。
言語学的にも重要な意義がある。

だから、KAZのリーディングではゲルマン共通ルーンだけを使っています。


KAZの説明内容が、あなたの腑に落ちなくてもぜんぜんOKです。

KAZがどうしてゲルマン共通ルーンを使っていて、他のルーン愛好者にもそれを推奨するのか……
大多数の人がそうしているからという理由で、何となくそうしているわけではないことは、
お分かりいただけたと思います。
それだけでもお分かりいただければ、十分です。


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ここで説明した内容は、ルーンのリーディング技術には直接関係のないことですが、
「どうして自分はそれをしているのか、それを使っているのか」ということを、
自分なりに理解して納得できている人と、なんとなくぼんやりやっている人とでは、
前者の方が、ルーンとつながりやすいし、リーディングもしやすいのではないでしょうか。


なお、今回の内容は、ヤマト言葉=日本語ともシンクロしている部分があって、
もはやルーンとはまったく関係ない話ですけれども、
それはそれでKAZにとっては重要で面白いことなので、
【余談】として、次回にご紹介いたします。

ゲルマン共通ルーンフサルクについては、
【補足】ゲルマン共通ルーン24文字を推奨する理由  もご覧ください。







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ベルKAZが、肩書を「ルーン魔女」にしている理由は、こちらの記事 をご覧ください。

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