不機嫌な人がいると...

以前は「イヤだなぁ」と漠然と思っていましたが

実は怖いんだとわかりました。


私の知らない人であろうと

不機嫌な人を

避けるようになりました。


我慢しなきゃいけないと信じていたので

近くに不機嫌な人がいても

見て見ぬふりしてました。


危害を加えられるのが怖いのは

もちろんですが

過去に味わった思い出したくない記憶が

よみがえってくるので

怖いんです。


また、あんな思いをするんじゃないか...

そう思ってしまい怖いです。


 

自他の境界をしっかり引けない

幼少期の頃の環境が大きいのですが


◯親自身が自分の不機嫌を

「こどものせいだ」と思ってる


◯子供が自分と親の間に境界線を引こうとしても

それを「悪い事」だとされる


すると


☆親に都合の悪い感情を何でも「自分のせいだ」と思い込む


☆自他境界を引くことに罪悪感を抱いてしまう


となってしまいます。


親という生まれて初めて出会う人間との間に「心の絆」をうまく結べない事で

その後の人生でも

「親以外の他者と境界線を引くことを恐れる」

ようになってしまうんです。


自他境界が曖昧な為に、あらゆる事に対して「自分のせいだ」と思いやすくなってしまいます。



 

誰かが不機嫌だと何とかしなきゃと思ってしまう

*職場で上司の不機嫌を何とかしなければと感じてしまう

*「あなたのためなのよ」と言われて過干渉を許してしまう

*親から酷いことを言われても
「自分の態度が悪かったからだ」と思ってしまう


自他の境界が引けないと、相手の問題なのに
自分の問題であると勘違いしてしまいます。


「たとえ他人が不機嫌だったとしても、その相手の感情の責任は自分のせいではない」

そう思うことが出来ずにいつもビクビクしてました。

通りすがりの人なのに
不機嫌だと
「私のせい?」とおどおどしてしまう時期もありました。

不機嫌なのが身近だと、それはそれは生きた心地がしませんでした。

『お前のせいだ!』と言われれば
まだ良いのですが
思い当たる節がないのに急に無視されたりすると
この先ずっとこの苦痛に耐えなければならないのかと不安と恐怖に怯えて消えたくなる時もありました。

なぜこんなに怖いのかが
小学生の頃のイジメによるものだと
ようやくわかったし

両親が私のせいにするので
「わたしが悪いんだ...」と
信じてしまっていたからです。

このような習慣は
いつの間にか身についているので
無意識過ぎて気づきにくいのです。

私は悪くないのに...

そう思っていても
相手が不機嫌なのだから
わたしが悪いんだなと
モヤモヤしてしまうのです。


私のせいにしていた両親が悪いんだと
両親を責めていた時期もありました。

でも、両親自身が責任転嫁に
気づいてなかったので
仕方ないんです。

『毒親』という表現もありますが
私の両親は決して毒親ではなく
わたしが勝手にそう思ってました。

自分が辛くても
その辛さは何故か?
しっかり向き合う事で
誰かを責めて終わりではなく
自分の成長に繋がると思います。

ネガティヴな感情は
向き合うのが辛い事も多いですが
なぜそう感じるのか...を知ることは
とても大切なことです。

頭で考えるのではなく

心が何を感じてるか

それがわかるようになると
生き辛さは少なくなりますおねがい