とても疑問なのですが
兄弟や姉妹がいると
なぜ比較されるのでしょう。
人は生まれながらにして自由な存在だと思います。
たっとひとつの尊い命です。
それが、兄弟だから姉妹だからというだけで
比較される。
同じ両親から生まれても
同じであるはずがないのに。
優劣をつけることに意味もないのに。
私は、８歳離れた姉と比較されました。
私が生まれる前に事故で亡くなった兄とも比較されました。
「お姉ちゃんはかわいいのに、お前はお姉ちゃんに全然似てないわね」
「眉毛の太いところは、お兄ちゃんにそっくりね」
似てる似てないって、そんなに大事なことなの？
子供心にいつもそう思ってました。
「いとこのＡちゃんはお姉ちゃんに似て、かわいいのに
うさぎちゃんはお姉ちゃんとは全然違うわね」
私の顔を見るたびにわたしを傷つけることを言うおばさんが大嫌いでした。
かわいいってそんなに大事なこと？
私の何がいけないの？
だんだんと私は笑うことをやめました。
どうせ私はかわいくないんだ・・・
そう思うようにもなり
おばさんに会うことを避けました。
するとますますおばさんは嫌なことをいってきました。
「うさぎちゃんは笑いもしないのね。」
私の何が気に入らないのか知りませんが、
少なからずとも私の心に傷をつけたこのおばさんが大嫌いです。
母も姉も私のことを
「愛嬌がない」とか「姉妹なのに似てない」というので
私は自分の存在を否定するようになりました。
「かわいくない私なんていなければいいんだ」
「私はみんなの邪魔なんだ」
子供なりに悩みました。
兄の生まれ変わりとして育てられ、かわいくないと言われ
愛嬌がないと言われ、いったいどうすればいいのか・・・。
小さな心は、傷つき苦しみました。
そんな無表情で愛嬌のかけらもない子供は
誰が見てもかわいくないでしょう。
いじめのターゲットにされ、どんどん私は心に闇をつくり
内へ内へと入っていくしかなかったのです
今でも、小・中学校時代は思い出したくありません。
高校に入り、今までのいじめられて暗い無表情な自分の殻を破り
新しい生活をスタートさせました。
高校生活は、楽しかったです。
しかし、自分の意思ではない大学進学によって
また心に闇を作ることになりました・・・。
