春先からわかっていたことではあるのですが、年度末仕事が山のようにあり、日々工期が近づく現実味をおびてきた近頃は『ずっと何かに追われてる』そんな焦りを感じています。
ひとまず今の現場の段取りから見本作りです。
私の管轄する現場においては左官屋としてのこだわりの一つとして、『新建材は使わない』を念頭において材料選定をしています。
ですが、今回不特定多数の方が短期間に訪れる施設としては注意喚起をするのも難しい使用条件なので、不注意な出来事があってもダメージの少ない新建材を使わざるを得ない状況に。お施主様に確認の意味も込めて現物のサンプルを作ってみました。
・・・なんか違う。
塗った感触も、仕上がった肌も、私がイメージしてるモノとはやはり別物で、これをどうやって塗って仕上げたらそれっぽくなるんだろう?と度々サンプル作り用に材料をいくつも仕入れて試行錯誤しても結局私自身納得のいく壁面にはなりそうになかった。という事がわかりました。
なので、やはり原点回帰という事で一から自分で材料をブレンド、調合してようやくお施主様に見せれそうなサンプルに仕上がりました。