アドラー心理学ELM勇気づけトレーナー
人おこし・組織おこしリーダー
勇気があればなんでもできる!
自分の未来は自分の思い通りに!!
本橋悦子です。
右利きだけど右に麻痺がある息子。
なかなか上手にえんぴつで字や絵を書く事が難しかったです。
力が入らないから書きたいように書けないんですね。
でも、めげずに右でなんでもしていました。
字を書く
絵を書く
お箸を持つ…
そんな毎日のことがとてもいいリハビリになっていったようで右手と右腕が急速に回復していきました。
これが左麻痺だったらもともと使うことが少ないため回復もここまでくるには時間がかかっただろうなぁ…
えんぴつがすこし上手に使えるようになってからは、自宅での自主リハビリの量も増えました。
まず始めたのが、点描写。
点描写は、注意力や構成把握能力、作業能力と筆圧などもついてきます。
いろいろな力をつけられるし、息子にとっては最適な教材でした。
点描写は、左の見本を真似て同じ形を点と点を結んで描いていくものです。
最初はとても簡単なものから。
花だったり動物だったり乗り物だったりと少しでも楽しく取り組めるように、
だんだんと難易度が上がっていって、平面図形から立体図形までだいたい3冊くらいやったかなぁ。
点描写ができるようになって、今度は折り紙展開をやりました。
これもこんな感じの簡単なものから難易度を上げていって。
息子が退院して自宅に戻り、すぐに訪問看護の方が来てくださったとき、その方が、
『息子さんは、今0歳児だと思ってください。
できなくなってしまったことがたくさんあります。
でも、これから身に付けることができます。
小さなお子さんと関わるように接してあげてくださいね。
大丈夫、必ず今よりもたくさんのことができるようになりますから。』
ととても柔らかい口調でおっしゃってくださったので、焦らずやっていこうと思えました。
一つ一つ小さい子に教えるように…。
でも、時々悲しくなる時もありました。
9歳の息子を小さい子どもだと思って接していくのは…
今は、やっと精神年齢5歳くらいです。
優しい5歳児みたいな感じ
5歳の息子だからとてもかわいいんですよ
人が大勢いる場所や知らない人ばかりいる場所、初めての場所などの時は、不安になるみたいで私のそばを離れません。
手をつなぎたがる時もあります。
かわいいんですけど、身長は私よりも大きくて、横幅も大きくなってきているし、髭も生えてたりするから、そんな息子と手をつなぐっていうのもねぇ…
小さい子どものように私を頼りすぎるところがあります。
少しずつそういうところも成長していくように接していかないとなぁ…
学校では、小学4年生になりました。
普通級にいるのでみんなと同じ教科書を使って、同じ勉強をし、宿題も同じように出されます。
でも、やっぱりとても難しいのと、小学校3年生は全く勉強をしていないので、小学3年生で履修すべき内容をすっとばしているから余計何もわからなかったりします。
もちろん忘れてしまっていることもあります。
なので、自宅では2年生からまた勉強し直しました。
九九は言えたりします。
でも、これは音で覚えてるだけでその理論的なものは全くわかりませんでした…
なので、九九がわかっていると思って取り組んでいくと時々「え?」と思うこともたくさんあって…
調子のいい時もあれば、全然できないときもあって、その波が大きいからそこにいちいち私も一喜一憂しちゃったりして、すごく疲れてしまったときもありました。
でも、そんな時いつも心でつぶやいた言葉
大丈夫
すべてはうまくいっている
どんな出来事も明るい未来に繋がる必要な出来事。
いい時もあれば悪い時もある。
いい時も悪い時もそこから学べることがある。
そう、未来は明るいんだ
当時描いていた明るい未来を今息子と一緒に過ごしています