アドラー心理学ELM勇気づけトレーナー 本橋 悦子です。
正直な気持ちをいうと、私がいつも拝見している方々のブログは
とても素敵で
とても綺麗で
とてもスマート
私もあんな風に伝えたいことをスマートに伝えられたらなぁ…
と思うことがあります。
でも、それができない。
それはたぶんそれが私らしくないからだと思います。
私らしく、私ができるやり方で、私が伝えたいことが、伝えたい人に伝わりますように…
先日、息子の回復の記録を画像と動画で見ていた時。
私たち夫婦は、笑っていました。
「これはいつごろの写真だろう…。こんなだったんだねぇ…」
と言いながら、その時のことを思い出して泣くのではなく、
「なんでこんな顔してるんだろね~」
『笑』 と書いてあるように見えますけどそこにあるのは、
『こころのうるおい』
と書いてありますわかりますか?
中々目が慣れないと見えてこないんですけど…
かなりのクセ字だったりもしますから…
笑うことは心を潤すことだと思います。
なにか嫌なことがあったら
すごく落ち込むことがあったら
すごくムカつくことがあったら
なんだか腹立たしいことがあったら
とりあえず空を見上げて
「超うける~~~~」
って笑ってみてください。
本当にムカついてることも落ち込んでることも大したことがないような気がして、きっとなんとかなるさ~
って思えてくるから…
事故後、約1ヶ月。意識が戻って間もない頃。
気管切開をして、人工呼吸器をつけています。
ずっと高熱が続いて、写真を見ると約2ヶ月間氷枕をしている写真ばかりです。
事故後2ヶ月後の写真も上の写真とあまり変わらない様子でした。
都立大塚病院で車椅子乗り始めた頃。
大人用の車椅子なので足台を置いています。
両脇の枕はそこに挟まってるのか、ただ置いてあるのか不明です…
足が細くなってしまってます。
事故以来、寝たっきりですから、筋肉とぜい肉が落ちました。
事故前は、プクプク体型だったので…
で、これが事故後3年2ヶ月。
小学校の運動会の徒競走です。
体にはまだ麻痺の後遺症が残っていますが、この徒競走で1位になりました
体が大きいので、その大きさの割には速くはないんですけど…
精一杯走って、1位になりました。
運動会では夫がビデオを撮っていたので、帰宅後DVDを見ていたら、
息子の徒競走の場面で夫の近くにいた同級生のお母さんたちが
「○○ がんばれーーーー」
「○○ 行けーーーーーー」
と息子に向けられた声援がたくさんあって、1位でゴールしたときは、
「やったーーーーーー」
「やばい やばい やばいよーー」
と言う声が入っていて、こんなにたくさんのお母さんたちがこんなに一生懸命応援してくれてたことを知って、涙がこみ上げてきました。
普段会うことがあってもごくごく普通に接してくれているお母さんたちに改めて
『ありがとう』という気持ちでいっぱいです。
当時、事故後1ヶ月くらいの息子の様子を見て、今の息子の姿を想像することが全くできませんでした。
「歩けるようになるのかなぁ…」
「そうなったらいいね…」
その程度の淡い夢を見ていました。
でも、子どもの回復力はすごいです。
子どもの力を100%信じて、あまり先を見ずに、ちょっと先に目標を置いて、今できることを子どもと一緒にやれることをやればいいと思います。
子どもも自分も無理せずに…
頑張りすぎると疲れちゃいます。
頑張りすぎると理想とのギャップに落ち込みます。
頑張りすぎるとすべてが嫌になります。
そうやって自分の心をすり減らさないように。
子どもにも頑張らせすぎると同じように疲れていきます。
頑張らせすぎるとできない自分を卑下します。
頑張らせすぎると心を閉ざしてしまうかも。
どんな時も
大丈夫。
きっと大丈夫。
全てはうまくいっているから。
と子どもを100%無条件に信じて行くことが大事かなと思います。
私たちも無我夢中で息子の介護とリハビリをいろいろと試行錯誤を繰り返しながらやってきました。
そして今、車椅子を使わずにディズニーランドで一日中遊ぶことができるようになりました。
だから、あなたのお子さんもきっと大丈夫です。
ゆっくりかもしれないけど、必ず大丈夫になりますから。