みなさん、こんにちは



「人間なんて、みんなウソつきだ」


「何だかんだ言ったって、みんな自分が可愛いんだろ?」


…というような、人を寄せ付けない言動をして、周りの人をイヤな気分にさせる人がいます。こういう人を好きという人はあまりいないでしょう。一方で、


「人と人とが助け合うのは当たり前のこと」


「困ったときは、お互い様だから…」


…という人もいます。こちらは、周りの人をいい気分にさせる人です。こういう人の周りには、いつも人が集まっています。


お互いの愛情が「行き来」していることこそ幸せの基本だろう、と私は考えます。だからこそ、なんともいえない豊かなものに包まれ、十分に幸せな気分を味わえるのであって、「ひとりよがりの愛情」では、なかなかこうはいきません。


このままでは、人に「自分というもの」を認めて貰うことも出来ず、不満を抱えながら生きて行くしかなくなってきます。


人の愛情を感じながら育った子供と、そうでなかった子供とでは、人を「愛する力」そのものが違ってきます。


幼児にとっての愛情というのは、主に両親から与えられるものでしょうけけど、


「この子は、かけがえのない存在」


と思われ、十分な愛を注がれて育った子は、成長してからも、人を信じ、人を愛する人になります。「人とは、そういうもの」という感覚が身になっているからでしょう。


そういう感覚のまま、世の中に出て、ときには人に裏切られることもあるでしょうが、その人の基本的な部分は、幼児期に植え付けられたものが生かされ、人に対して素直に友好関係を築こうとし、気持ちが「行き来」するところに、自分の幸せ感を持つような人になるからでしょう。


とはいえ、十分な愛を注がれなかった人の中にも、「愛する力」のある人が大勢いることも確かな事実です。


もし、あなたが冒頭のようなセリフを吐く人だったら、「もっと人を信頼してみよう」と常に心掛けて、人と接してみてはどうでしょうか。


もしあなたが人の親だったら、「かけがえのない、わが子」に十分な愛情を注いであげて下さい。それが「親の務め」だと思いませんか?