住宅総合保険は、住宅火災保険と同じ損害を補償し、その他にも、建物外部からの物体の落下や衝突・飛来、水漏れ、騒擾(そうじょう)・労働争議、台風や豪雨などによる水害、盗難、持ち出し家財の損害を補償するものです。
価格協定保険特約、交通障害担保特約、個人賠償責任保険特約、借家人賠償責任担保特約がセットで付けられます。

・建物外部からの物体の落下や衝突・飛来は、航空機の墜落、車両の飛び込み、車両などの石跳ねなどを指します。
・水漏れとは、水道管の破裂や排水パイプの目詰まりなど、給排水設備に生じた事故や、他の戸室で起きた事故による水漏れや溢水(いっすい)などによる水漏れを指します。
・水害では、台風・暴風雨・豪雨などによって発生した洪水、高潮、土砂崩れなどにより一定以上の損害があった場合に、最大で保険金額の70%が支払われます。
・盗難による損害とは、盗難によって建物・家財が盗取、き損、汚損された場合の損害で、家財の契約のある場合、20万円を限度に実際の現金損が支払われます。
預貯金証書やキャッシュカードにより現金が引き出された場合にも、一定の条件を満たすと支払いの対象になります。
・持ち出し家財の損害とは、家財の契約がある場合において、旅行・買い物などのために一時的に持ち出された家財(現金は除きます)が、日本国内の建物内で火災等の損害を受けた場合に、1事故につき100万円か契約金額の20%限度で実際の損害額が支払われます。

このように、住宅総合保険は住宅火災保険をベースにさらに損害補償の範囲が広くなっています。
火災保険を比較する際には、補償内容をよく調べたうえで選ぶように心がけましょう。
火災保険を選ぶ際には、どのような補償内容を選ぶべきなのかを、商品をよく比較してください。