涙の向こう | 梢の先に・・・ 

梢の先に・・・ 

  美しいものは、あなたの中に。
  マンダラアートからのメッセージをどうぞ♪


昨日のNHK朝ドラ
あさが来た』の一場面。

久しぶりに語り合った
主人公”あさ”とその姉”はつ”が、
歳とともに涙もろくなってしまった、
と笑いあったとき、

横で聞いていた
使用人の”うめ”が、
こんなことを言いました。


「涙もろなるいうのは、
 それだけ涙流すような思いをぎょうさんして、
 それを乗り越えてきたことの証しやいうて
 聞いたことあります。
 
 おはつ様もおあさ様も、
 ぎょうさんのかん難辛苦を
 乗り越えてきはったいう事だす。
 何にも恥ずかしいことなんてあらしまへん。」



そういえば私も、
若い頃よりもずっと
今の方が、
涙もろいことに気づきました。

最初に自覚したのは、
初めての育児。

感情を素直に出す
乳幼児を前に、
それまでの”鎧”が
ボロボロと
はがれていきました。

あとはもう、
年々素直になっていくばかり(笑)


 

そのことを
「恥ずかしい」と思ったことは
ないけれど、

「弱くなったのかなぁ?」
と感じていたので、

うめの言葉には
私も、励まされました。


涙の向こうには、

そんな確かさ

あったのですね






















お読みいただき、ありがとうございました