いつも読んでいただいてありがとうございます。
不登校専門心理カウンセラーの田中です。
さて、先週は不登校の親の学び場の
「グループカウンセリング」でした。
そこで感じたことをお話ししたいと思います。
不登校が解決に向かうと、
改めて家族の課題が見えてくることがあります。
※当ルームが提唱している不登校解決は
学校復帰ではありません。
例えば、
- 家族で旅行に行けた、初詣に行けた、
- 通信制高校進学に向けて動き出した、
- 「学校に行こうかなと思う」と子どもが言い出した
- やっと子どもと会話ができた
上記は不登校が解決に向かい出した、
つまり親子の絆で成長できるようになっていった、
だから、子どもにも前向きな変化が
出てきたということですが、
この時に改めて家族の課題が噴出することがあります。
例えば、
- 夫と考えが違うということにショックを受けた、
- つい言いすぎてしまって、子どもがまたふさぎ込んだ、
- 下の子が荒れだした、
- 前に進んでいるはずなのに親の気持ちが不安定になってきた
- なぜか家族の中がぎすぎすしだしてきた
などなど。
こういうケースは少なくありません。
ここで不登校解決を「学校復帰」だと思っている方は、
このゴタゴタに一気に潰されてしまい、
却ってお子さんの不登校が悪化してしまうことが多いです。
私が不登校解決のゴールに「学校復帰」を置かないのは、
お母さん方が「進展してきたときに起こるゴタゴタ」を
乗り越えるための心の強さを
持ってもらいたいからです。
私は不登校解決のゴールを
「親子・家族が成長して
幸せな人生を歩むこと」
だと考えています。
不登校というのは、むしろ
家族が成長するチャンスをくれた
という風に捉えていただきたいのです。
不登校は別に家庭の問題や子育ての在り方で
起こるものではありません。
しかし、不登校になると
「家族の課題」が表出するケース
が多いです。
それを放置したままだと、不登校が解決される、
つまり子どもが幸せな人生を生きられる
ようになることは難しくなります。
今までの臨床経験から、そうしたことが見えてきたため、
私は「３つのいく（育）」という不登校解決のための
ステップを提唱しています。
３つのいく（育）とは、
です。
その上で、家族が成長していくということが
大切じゃないかと思います。
もし、不登校が解決に向かっていて、
しんどくなった、なんだか不穏な感じがする、
ゴタゴタが出てきたということであれば、
それは家族が成長していくチャンスです。
ぜひ向き合っていって、
家族全員が幸せになっていくチャンスだと
捉えていただけると良いと思います。
ちなみに、子どもが不登校を選択するとき、
一番怖がっているのは子ども自身です。
子どもが一番よくわかっています。
「学校に行かないと人生が終わってしまう」と。
「学校に行けば家族は仲良くなれる」と。
それでも、自分や家族を守るため、
成長するために不登校を選択した子もいます。
だから、そうした子どもの気持ちをしっかりと理解していき、
不登校をピンチではなく、家族が成長するチャンスとして、
捉えていただければと思います。
ちなみに、上記のお話しですが、
私のカウンセリングを受けている方は
理解できる部分も多いですが、
多くの方はなかなかピンとこないところも多いと思います。
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「あ、そういうことか」と理解できるようになりますよ。
ではでは、今日はここまで。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
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今日はここまで。
ではまた♪