こんばんは。
今日も、吾輩が運営する、中国語の好好塾®の生徒さん/Hさんの、
北京旅行記(6) です。
では、どうぞ。
【乾清門】まで戻って「東六宮」へ行った。こちらはこれと言って特記する物はなかったのだが、ここでどうしても許せないことがあった。
建物単位に居る係り員の一人が、自分が飲んでいたお茶の残りを庭先に捨てたのだ。
《おのれはここが何処だか分かっとるんかぁ?世界遺産だろがぁ!しかも係り員のお前がこんな処でゴミを捨てるんかい!!》
中国人のマナーの悪さと言うか教養の無さと言うか、何だか急に興ざめしてしまった。
以降、故宮の至る処で補修がされてなかったり、雑草がニョキニョキだったり、悪い箇所が目に入るようになった。
《これが「現代」の中国なんだよなぁ 「四千年の歴史」でこれか? はぁ》
何だか気分が冷めてしまった。しかしこのまま故宮を離れるのもシャクなので、映画「ラストエンペラー」での印象的なシーンを思い出しながら、現場を確認することにした。
長い回廊を自転車で走るシーン:外東路
故宮を退去させられる前にテニスをしていたシーン:中和殿東側
この2つは割りと分かりやすかったのだが、あとは何も思い浮かばなかった為、これで終わりにした。
【神武門】を出たのが2時半、その足のまま【景山公園】に向かった。
40mちょっとの小山を登って山頂の【万春亭】から見る眺めは、故宮を一望できる「絶景」だった。
今でこそ故宮周辺に現代建築の建物が見られるが、この故宮の空間だけが当時の「空気」をそのまま残している感じがした。
『写真撮ってくれますか?』遠い北京に想いを寄せている最中に、二人組の女の子がカメラを差し出してきた。
『ここ押せばいいね はい 1・2・3』『ありがとー』『お安い御用で』
たぶんこんな感じの会話ができたと思うが、まあ、良しとしよう。
今さらながら「自分」は、声を掛けられ易い人なのだなぁと認識した。
3時半も過ぎ、さすがに空腹になってきたのもあって「西単」へ移動した。
デパートらしき物【たぶん中友百貨】があったので地下に入り、フードコーナーを物色してみ
た。大きい店なためか日本の型と変わらず、安心してカレー丼を注文した。
中国語の好好塾®の生徒さん/Hさんの、
北京旅行記(6) でした。
「ラストエンペラー(末代皇帝)」テーマソング
つづく