プロデューサーなんて仕事をしとると若いアーティスト志望の子から
「どんなレッスンを受けたらいいでしょうか?」
「どんな先生がいいんでしょうか?」
的な質問をよくもらう。
だでまずは一般論としていい先生の見分け方を書かせてもらう。
先生は自分ができること以下しか教えられん。
簡単に言えば先生自身がデビューしとらんければ、それ以上のことは教えられんってこと。
だでその先生をアーティストとして憧れられるかが重要。
でも名選手が名監督とは限らんように、自分にプレイヤーとしての実績はなくてもいい先生はおる。
それを見極めるにはいい弟子がおるかどうか。
先生をアーティストとして好きかどうか、またはその先生の弟子で好きなアーティストがおるか。
これが基準かな。
でも正直言うと、ワシ自身、ちゃんとしたレッスンを受けた事がないんよ。
歌手としてボイトレは未経験だし作詞作曲も誰かに習った訳じゃないし。
マジでワシ、アーティストとしてはテキトーだでな。
勘だけで28年間唄ってきとる。
音楽理論に興味を持ってからも身近なバンドメンバーに「ねーねーこれって何でそーなるん?」って質問攻めに出来ちゃうでね。
ほぼパワハラ(笑)パワハラ反対(笑)
いや、バンドメンバーが音楽理論の師匠ってことでパワハラを回避!(笑)
ちょうどYouTubeにボイトレの件で質問があったんで無編集の喋りっぱなし動画をアップしたまま忘れとったでシェア。
ハンサムアカデミーなんて音楽学校を運営しといてなんだけど
「音楽は習うもんじゃなく盗むもの」
だと思っとる。
もちろん初心者がいきなり盗むのは無理だで、最初は好きな先生の言う通りに一生懸命やるしかないかもしれん。
でも出来るだけ結構早い段階で、習うより盗むに移行した方がいいと思う。
それができない人は自分の表現がいつまでたっても出来んと思う。
クラシックとか落語とかみたいに「形(カタ)」がある芸なら先生の言う通りに「習う」ことも重要かもしれんけど、ジャズやロックやポップをやりたいなら出来るだけ早い段階で習うから盗むに移行することをお勧めしとる。
だで先生の言うことを全て受け入れる必要はないんよな。
プロとしてデビューしたいんなら尚更。
ちなみにワシはボイトレ未経験だと書いたが、ハンサムアカデミーでレッスンの確認のためにレッスンに立ち会った事は何度かある。
その時、講師からこっそり知識や技術を「盗んで」すげーためになった。
だでいい先生からの正しいボイトレなら経験した方が断然いいと思う。
でも何度も言うけど、ただレッスンを受けて先生の言う通りにやるだけじゃアーティストとしてはどーもならんだよ。
それをどう自分に積極的に活かすかなんよな。
結局はこの基本姿勢があるかどうかなんよな。
「習うより盗む」姿勢がある人ならどんなレッスンでも受ければ受けただけ意味があるし、教本や動画レッスンもやればやるだけ成果はあると思う。
ご存知の通りハンサムアカデミーは「移動ド」にかなり力を入れとる。
「炎上ジャズウクレレ」は元々はハンサムアカデミーの作詞作曲コースのテキストが元になっとるで前半はレッスンのテキストを元に加筆修正したもの。
最近はリモートレッスンばっかだけど、ボイトレでも移動ド唱に力を入れとる。
基礎発声に移動ド唱を取り入れるだけでいろいろと面白いぐらい変わるんよ。
意外と、ギターとかウクレレの音と同じ音を歌うってできない人が多い。
そう言う人が移動ドボイトレをやるだけでかなりピッチがよくなる。
移動ド唱を使ったボイトレって他ではあまりないかもしれんで興味ある人は問い合わせてみて。
ハンサムアカデミーの詳細
https://www.han363.com/academy/