終息宣言。 | 宮崎県繁殖農家のブログ

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宮崎県の繁殖農家の娘です。
口蹄疫をきっかけにブログを書き始めました。
8月27日の終息宣言を迎え、現在はのんびり田舎日記を更新中です。

きょう終息宣言 129日間の防疫措置完了  (2010年8月27日)


 口蹄疫問題で県は26日、すべての農場で家畜ふん尿に含まれる恐れのあるウイルスを堆肥(たいひ)化によって発酵消毒する処理が終わり、27日に予定通り終息宣言を行うことを明らかにした。4月20日の発生から今月26日まで、129日間に及んだ口蹄疫に関する防疫措置は完了した。県はこれを受け、国道や高速道など幹線道路沿いに設置していた消毒ポイント約170カ所での車両消毒作業を27日午前0時に終了した。

 家畜のふん尿が残されていたのは東児湯5町と西都、宮崎、日向市の発生農場とワクチン接種農場の計1243カ所。家畜の埋却を優先させた結果、一緒に埋めることができなかったため、高温に弱いウイルスを堆肥化の過程で生じる発酵熱により死滅させる処理を進めてきた。

 ふん尿を消石灰で消毒し、一定期間封じ込めた後、今月5日から空気と混ぜて発酵を促す「切り返し」を実施。国、県は発酵温度が60度に達した段階で「安全」と農家に指導してきた。

 しかし、ふん尿の水分量が多かったり、堆肥化の開始までに発酵が進んでいたりして、目標の温度に到達しない農家が続出。26日朝の段階では、高鍋町9、川南町6、新富町3、木城町1の計19カ所が未処理となっていた。

 県は60度より低温でも、一定以上の温度と時間を持続できれば「安全」とする要件を25日に追加。県畜産課によると、川南町の2農場は「49度以上で6時間」の新しい要件を26日に満たした。

 発酵消毒の完了により、最大で県内348カ所に及んだ消毒ポイントでの車両消毒もすべて終了。残っていた約170カ所のポイントは27日未明から撤去が始まった。

 終息宣言は27日午前9時半から東国原知事が県庁で記者会見に臨み、発表する予定。宣言を受け、高千穂家畜市場での子牛競り市(29日から)など、畜産行事が再開。本県の畜産業は復興に向けた動きが本格化する。

畜産再開へ全力 農相

 山田正彦農相は26日、訪中(27~30日)を前に農林水産省で記者団の取材に応じ、本県が27日に口蹄疫の終息宣言を行う見通しになったことについて「皆さんがよく頑張っていただいたので、ここまでくることができた。本当によかった。後はもう一度畜産を再開できるよう、全力を挙げて取り組ませていただく」と述べた。



喜びと不安交錯 終息宣言前に関係者  (2010年8月27日)


 家畜のふん尿に残っている可能性がある口蹄疫ウイルスを死滅させる堆肥(たいひ)化処理が26日、県内すべての発生市町で終わり、県が27日に予定する終息宣言に何とか間に合った。ようやく見えた復興の兆しに、畜産関係者からは「待ちに待った」と喜びの声が上がった。一方、県が堆肥化の条件としていた発酵温度を直前に緩和したことに対し、「(終息宣言の)設定日ありきなのでは」と不安の声も聞かれた。

 感染が爆発的に広がった川南町は、300近い農場で堆肥化処理を実施、26日に終了した。JA尾鈴畜産部の松浦寿勝部長は「農家を中心とした(処理作業を支援する)サポート隊が精力的に動いてくれたおかげ」と喜びをかみしめた。

 終息宣言を受けて、県内全域で中止されていた競り市が再開される。皮切りとなる高千穂家畜市場(高千穂町)では、29日から開催予定。JA高千穂地区畜産部の佐藤紀文生産課長は「子牛を出荷できず困っていた農家が多い。待ちに待った再開」と胸をなで下ろす。

 堆肥化処理は、ふん尿をかき混ぜて発酵を促進することで生じる「温度」によってウイルスの死滅を図る。しかし、堆肥の温度がなかなか上がらないことが問題になった。

 終息宣言の予定日まで1週間を切った22日の時点で、国や県が処理完了を確認したのは対象1243農場のうち約8割の980農場どまり。県は25日、ウイルス死滅の条件として示した温度を従来の「60度以上」に加え、「55度以上で12分間」「49度以上で6時間」「43度以上で42時間」でも可能とした。

 新富町の肥育農家、長友勝己さん(59)は「設定した日に合わせるため、農家を動かしているような気がする。都合の良いように勝手に決めている」と不安をぬぐえない。

 都農町産業振興課の酒井雅彦課長は「ふん尿を長期間放置したことで自然発酵が進んだものが多く、再度発酵させるのに時間がかかった」と、温度が上がりにくかった理由を説明。「しかし、農家とJAが意気込みを持って、わらを混ぜたり、発酵資材を加えたりと、あらゆる対策を講じてくれた。ひと段落し再開に向けた対策をさらに加速させたい」と、次のステップを見据える。



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今日は、終息宣言が出ました。


なんかもっと自分の中でスッキリするのかな?


盛り上がるのかな?


とか、思っていたんですが、


結局、いつもの通りの1日でした。(汗)


終息宣言も午前中の作業中にいつの間にか・・・ってな感じでしたしね。


作業中に母とほんの少し終息宣言について話したんですが、



農家の生活は基本的に変わらない。


だけど、変わる所もある。


だから、頑張らないとね。



みたいな話をしました。


手放しに、良かったやったね!とは言えないんですが、


でも、本当に良かったなと思うのも本当で、


なんだか、複雑です。(汗)


結論としては、これからも、頑張って地道にやっていこうと思います。(-^□^-)


正直、こういう風に書くのはちょっと後ろ向きにも見えるから


書くのは止めようかな?とか、思ったんですが


「農家の気持ち」なので、正直に書いてみました。


あくまでも、農家の娘。の気持ちです。


これから、沢山復興イベントとかあるらしいので、行ける人は是非全力で楽しんで下さい(*゜▽゜ノノ゛☆






最後に一番大事な事!!!


今日のこの日まで頑張って下さった皆さん、


本当にお疲れ様です。


たった4カ月のうちに、本当に沢山の事が起きました。


本当に沢山沢山起きました。


沢山泣いたし、怒ったし、考えたし、


牛たちを失わなかった私たち家族ですら、


気持ち的には、もう1年くらいたった気がするほどです。


キツイ事が沢山あって、これからも問題山積みですが


そんな中で、沢山の人たちに助けられて


沢山の犠牲の上で、今日の日を迎える事が出来ました。


そして、これから頑張ろうって思えるのも沢山の人たちのおかげです。


本当に本当にありがとうございました。


言葉を知らないので、どんなふうにこの気持ちを伝えて良いのか分かりませんが、


本当に感謝しています。


ありがたいと思います。


頑張ろうと思います。


まだまだ、本当に未熟者ではありますがこれから、ますます頑張っていきます。



今後は、農家がどんなふうに、命と向き合っているのかを少しでも伝えられるように、


「しょせん殺すんでしょ。」なんて言う人、思う人が、少しでも減るように。


私自身も、農業や食べ物や命についてもっともっと知りたいので・・・




牛さんたちとのラブラブ生活ラブラブを綴っていきたいと思います(`・ω・´)ゞ




なんだか書きたい事が沢山ありすぎて、書いて消して書いて消して(笑)


結局疲れてしまってグダグダですが、とにかく、


お疲れ様です。ありがとうございました。頑張ります。これからもよろしくお願いします。


ってことです(@Д@;





さてさて、明日はようやくラブラブはづ君のドキドキ運動場デビューラブラブ


について書けたらなと思います(〃∇〃)