生活の知恵 | 風の通り道

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 数日前に仕込んだ紅ショウガが、びっくりするくらいしょっぱかった。使った梅酢を、キュウリや大根の漬物にしたらうまくいったことは、前に書いた。で、紅しょうがはどうしよう。

 紅ショウガも、しょっぱい理由は梅酢。ならば、と、食べやすく切ったキュウリに和えて見た。塩分がキュウリにも移って、いい感じ。味の素を振りかけると、さらにおいしくなった。

 

 二つ目は、ジャガイモとピーマンを刻んで、味付けを紅ショウガにしてみた。ごま油と、少しの中華の味の素。ここまで来たら、紅ショウガは我が家にとって塩扱い。

 

 ほかにも、ポテトサラダに混ぜ込むといいとか、ネットに出ているので試してみようと思っている。

 

 さて、片付けであるが、少しずつは進んでいる。

 それで今日、認めたことがある。

 今、多少の不便を感じながらも、生活できている。一つの部屋の入り口を、処分するタンスでふさいでいた。ということは、一つの部屋は完全に使っていなかったということである。部屋そのものもそうだが、部屋に積まれてある荷物も。

 そして、認めた一つのこと。

「あの部屋一つ分の荷物、全部なくても生きていけるということだよね」

 実は、大阪にいる時も、似たようなことを言っていた。模様替えにより、押し入れの前に荷物を置かなくてはならなくなった。キャスターが付いているので、必要な時は動かせばいい、と。しかし、ついぞ動かして、中の物を使うということはしなかった。

 それでも持っていたのは、壊れていないし、使えるし、何より、置く場所があったから。

 

 慌てずに、めげずに、でも着実に、生活を整えていこうと思っている。