《駐妻はじめました☆》inベトナム★ハノイ

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ベトナムはハノイに生息する新米駐在妻hanoco*です。
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こんにちは!
現在地ハノイ…嘘。
実は諸事情によりバンコクです。

最近、インスタの方ではバンコクやらインドやらリアルタイムでご報告させていただいてますが、こちらの方はやる気がある時限定でぐいぐいベトナムネタを行かせていただきたいと思いますよニヤニヤ

さて、世の中は平昌オリンピックが始まり、中国では旧正月を迎えるべく忙しくしてらっしゃる頃でしょう…
此処ベトナムも旧正月を盛大にお祝いする文化。
ハノイでは旧正月”tết=テト”の準備が着々と進められております。

そんな中、旧暦12月23日は、Ông Táo...かまど(台所)の神様の日だそうです。
この日のことを、「オンタオの日(Ngày ông Táo)」、「オンコン・オンタオの日(Ngày ông Công ông Táo)」、「Lễ cúng ông táo về trời(オンタオが天に帰るお供えをする祭り)」などと呼び、人々は普段自宅のかまどに宿る神様を天におかえします。
天に帰られたかまどの神様は、天帝にその家の人たちの一年の振る舞いについて報告し、また大晦日にその家に戻ってくるそうです。

このかまどの神様の日、今年は太陽暦2月8日でございました。(終わっちゃったや…)

一度クリスマスモードになるとテトまでツリーも飾りも外さない…むしろ年中飾りっぱなしなんて店もちょいちょいあるベトナムですが、一月中ばぐらいから、催事用品を扱う当ブログお馴染みのHang Ma通りや町の雑貨屋さんでは正月飾りと共にこのÔng Táoの日のためのお飾りやお供え物が並び始め、外国人の目を楽しませています。


▼年末の買い物客でごった返しなHang Ma通り
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▼Ông Táoの衣装
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▼自転車おばちゃんも
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▼天秤おばちゃんも
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お衣装は帽子と衣、靴でワンセット。
人気のこのセットは結構大きいです。
(もっとお安い、紙に絵を描いただけのものもあります)


▼まるで宝の山な正月飾り
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こちらは、お正月用のキラキラ飾り。


▼桃の花と共に飾ります。
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(あ、飾ってない滝汗


さて、お話をÔng Táoに戻しまして…
このÔng Táoというのは一体どんな神様で、Ông Táoの日には何をするのでしょうか。

今回の記事も、2年越しの下書きをあちこちで見聞きしたお話を交えながら公開させていただきたいと思います。

まずはÔng Táo=かまどの神様ということはOKでしょうか。
かまど、台所の神様ですね。
諸説ありますが、中国発祥の神様です。


ベトナムでは、古来かまどを大切に守ってきました。
ちなみにベトナム語のÔngというのは、年配の男性や身分の高い方に使われる敬称で、この場合「様」と訳されるそうです。
ちなみに入門ベトナム語講座では、「おじいさん」と習う単語。

Táoは漢字にすると「竃」。
そう、かまどのことです。
更に音読みで「ソウ」と読む「竃」は「灶」とも書かれ、かまどの神様のことを「灶君」または「灶神」と書き、「灶君」をベトナム音読みして「Táo quân(タオクアン)」とも呼ぶそうですよ(もう訳わかんなくなってきましたが)


更に興味深いのは、この神様は一柱ではなく、男神二柱に女神一柱の三柱いらっしゃると言うこと。

まず知るべきはこのÔng Táoの物語でしょう。
ベトジョーライフさんの記事から抜粋させていただきますね。


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チョン・カオ(Trọng Cao)という男が、ティ・ニー(Thị Nhi)という妻を娶り長く一緒に暮らしていましたが、子供ができなかったため、次第に寂しい思いをしたり、言い争いをすることが多くなりました。ある日のこと、チョン・カオが怒りに任せてティ・ニーを叩いたところ、ティ・ニーは家を出て行ってしまいました。そして、ティ・ニーはファム・ラン(Phạm Lang)という男と出会い、その妻となりました。

しばらくしてチョン・カオの怒りも収まり、叩いたことを後悔して妻を捜しに行きましたが、見つかりません。探している間に持ち金がすっかりなくなってしまい、物乞いをして暮らすようになりました。物乞いをしながらある家を訪ねると、出てきた女性は探していた妻のティ・ニーでした。ティ・ニーもチョン・カオであることに気づき、家に招きいれてファム・ランの妻となったことを話し、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

そこへ、ファム・ランが帰ってきました。チョン・カオのことをどう説明するかに困ったティ・ニーは、チョン・カオに庭に積んである藁の中に隠れるよう言いました。すると、帰ってきたファム・ランは、畑の肥料を作るために、藁の山に火をつけました。しかし、チョン・カオはティ・ニーに迷惑をかけまいと、外に出ることなく焼け死んでしまいました。家から飛び出してきたティ・ニーは、チョン・カオが死んでしまったのを見て、自分も燃える藁の中に飛び込んで死んでしまいました。思いがけない妻の行動に驚いたファム・カオも、妻を死なせてしまった自分を責め、火の中に身を投じました。

3人の魂が天の上帝のもとに届くと、上帝は3人の情に心を動かされ、ファム・ランにかまどを守る役割を、チョン・カオに家を守る役割を、ティ・ニーに小商いを守る役割を与え、三位を合わせた「タオクアン(Táo Quân)」としたのでした。

+++++++++++++


OH NO...なんてこったい。
ってな感じの物語ではありますが、まぁそんな訳でベトナムの台所の神様は3人いらっしゃる訳です。


ちなみに日本でもガスコンロや竃の上で鍋を乗せる金属の道具を“五徳”などと呼びますが、ベトナムの五徳は基本三本爪(日本の五徳も三本爪が多いですわね。五徳の語源は別途ウィキペディア参照笑。)。
そこにもOng Táoが三柱になったルーツが見えそうです。


では、そんなOng Táoを祭る日は何をするのでしょうか。


ハノイのローカル市場を歩いていると、先ほどのお衣装とは別に、いつも見かけない鯉やら金魚やらの桶が目に付きます。


▼こんな感じ
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先述の通り、ベトナムではÔng Táoの三人の神様が家族皆の善行によって幸福を授けてくれると信じられています。
毎年旧暦の12月23日はÔng Táoがが天に帰る日。普段家の台所に住みついている神様が 、その1年間の諸事(人間の善悪やら言動やら)を天帝に報告する日です。
我が家の大切な神様を天にお送りするため、新しいÔng Táoの装束やらお車代りの乗り物、貢物なんぞをお供えして「ちゃんと良いこと報告してくださいね☆」とお見送りするわけです。
賄賂文化がここにも☆


▼こちらがお衣装(アップで!)
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昨年参加したHeritageのÔng Táoイベントでもこの衣装セットが飾られていました。
(残念ながら、貴重な画像や映像資料はその直後に遭ってしまった盗難事件により紛失しましたが…)

そこではちゃんと3人分セットのものが飾られていましたが著名な専門家のおじいさんが爆弾発言。

「あれ、これ間違っていますね…」

何が違うのだろう?
色だって、ちゃんと女性らしいピンクも入ってるのに…と主催者も参加者もザワザワ。

そんな私たちを笑顔で見渡しながら、


「形が違うよ」

とのこと。

なるほど、3つあれば良いという訳ではない…たしかに女神様が男性用の型を着ていたらちょっと変かも。
恐らく、儀式用に形式化されてきた部分もあるのでしょう。本来であれば、帽子の形などが違うらしいのですが、今のハノイでそのような伝統的なタイプは見つけられませんでした。


一方、神様の「お車」にあたるのが、ハノイなどベトナム北部では鯉、ホーチミンなど南部では鷲 鷺(サギ)と馬とされているそう。

馬は地上で一番速く走り、鷺は速く飛ぶと言われていることから、南部ではこの組み合わせなんだとか。

ハノイは赤い鯉。
ベトナムには龍伝説があり、鯉は滝を登って龍に為るという言い伝えもあります。日本と同じく何かと縁起物といったところ。

Ong Táoは三柱。
だから、基本は三尾の鯉がワンセットです。
お一人様一台でございます。

Ong Táo日になりますと、あらかじめ自宅の祭壇にお供えしていた生きた鯉を正午までに湖や川に放すのが習わし。
それぞれの家でお供えしていた冥器を燃やし、灰と共に鯉を放つそうです(灰まで流しているのは見たことないんですが)。

南部では馬や鷺の描かれた紙の冥器を燃やすだけらしいのですが、ハノイでは生きた赤い鯉(金魚も可)を使うのが特徴らしいですね。


ぶっちゃけ、この鯉やら金魚やらを流す光景は「やっつけ感」満載だったりします。


そもそも、水が汚い。
洗面器に入れた金魚を勢いよく湖に放り投げる。
洗面器ごと、もしくはビニール袋ごと投げる。
持ってきたビニール袋もその辺に放置。
鯉のコンディションに無関心。
死にかけ上等、無問題。
鯉を放した直ぐ隣で釣りをしている。


神秘的な光景を期待してみに行くとガッカリこの上ないです。
ある意味ベトナム人の適当な面を物語る最強な光景なのですが。。


さぁ、この儀式が済めば、いよいよテトまであと僅か。
年越し準備が本格化する、年末の1週間の始まりでございます…❤️


▼I♡VIETNAM...
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