昨日『新ノ口村』(梅忠)
を、来月踊る…と
(写真は以前、国立劇場で踊った時の忠兵衞)
前のブログでは書きまし
たが、“関東”と“関西”
では、帯の締め方が違う!
“関東手”(江戸手)は
左巻きで締め…
“関西手”は右巻き(時計
回り)で…
『新ノ口村』(梅忠)は
上方(大坂)の作品だから
忠兵衞の帯は“博多献上”
での[貝の口]
(この形で白献上)
僕は子供の頃から、手ほど
きの師匠の影響?からか、
ずーっと関西手です…
梅川は(白の博多献上で
[角だし]か[やなぎ]に
締めます
ここで、関西手か江戸手で
問題があるのです(^O^)/
何故って…?
これは プロで 役者や
舞踊家をやっている方々は
当たり前の知識ですが…
江戸の芸者は
懐紙
を 帯の右手側に 挟む
関西の芸者・芸妓は
帯の左手側に挟むのです
これは、決まり事でもあり
ますが、帯の締め方の回し
、合わせ具合で
そのようにしか挟めない…
(出来なくはないが…)
ある舞踊会の後見をしてい
た時、梅川を踊る方から
『振りで懐紙を帯の左側に
挟めないのですが、どうし
たら……』と言われ
帯の締め方をみたら
東京の衣裳さんだから…
“江戸手”
これじゃ入りずらいです
今更、振りは変えられない
し…
後見が出るのも、踊りや芝
居を壊してしまう場でした
ので、衣裳さんを呼んで
説明して 締め直してもら
って、無事終了しました
まだ、沢山ありますが
そのうちに…