第9話『まりやの気持ち』
良い季節になったわね 高原さん 『はい 会長』 それぞれのクラブの学院祭の予算報告書はきちんと提出されてるかしら? 『はい 一部のクラブ以外以外は提出されています』 高原さんそれはどこなの? 『はい 会長 陸上部です』
まりやさんが仕組んだ嫌がらせね!
『あのぉ~ もう既に 御門様は部を引退なさったので関係無いかと思いますが・・・』
そうね そう言えば秋季大会の選考の時期ね 今年は誰が選ばれるのかしら? 『そこまでは・・・』
ねぇ高原さん あなたから見てあたしってどの様に見えるかしら? 『えっ!
』『どの様にって・・・』
努力して努めているのだけど あたしってそんなにしっかりしている様に見えるかしら? 『会長は、聖應女学院の生徒会長に恥じない素敵な方です
』『でも?どうしてそんな事を聞かれるのですか?』 (それは・・・瑞穂お姉さまが・・・・)
『あのぉ~会長お顔が紅いですが お風邪ですか?』 そんな事無いわよ!・・・(否定したらあたしが瑞穂お姉さまの事を好きみたいじゃない えっそうなの?あぁ~ん) 『あのぉ~会長?』
高原さんごめんなさい気になされないで下さい 今の質問は忘れてくださって良いですわ 『はい 判りました』
と言う会話があったとかなかったとか
すんません由佳里ネタで作れませんでした ので前回殆ど触れていない貴子さんネタです
今夜は夜間メンテナンスの為(アクセス集中の為視聴直後は除けません)感想は明日の今頃になると思います
学院祭だ盛り上がる生徒達でも瑞穂と見た学院の木々は色が変わり散りはじめます
今まで彼の1番の理解者であり相談者であったはずなのに一人歩きしている彼を見ると心寂しいまりやさん
自分が今までいた場所には瑞穂を頼る後輩達がいます その感情が何なのか判っている筈なのに…
そんなまりやの気持ちに追い討ちをかけるように瑞穂に舞い込んだ生徒会主催の劇の出演依頼
それに困る姿を今までなら笑って励ました筈なのに何故かそれができない・・・何故?自分の心と行動に迷います
『嬉しい』の逆は『悲しい』はずなのにまりやの寂しく沈む気持ち
まりやは瑞穂との時間が嬉しいのでなく楽しいかったのではとの気持ちが芽生え始めます
そんな瑞穂に飛び込んだ出演依頼 それを貴子の仕返しと思いたいまりや
貴子も瑞穂を気になる存在になりつつある 瑞穂が学院に来るまでは自分にとって一番近しい存在だっただけに彼女の事が良く判る きっと彼女も瑞穂が好きになる そうしたら きっと今より更に瑞穂との距離が遠くなってしまう
そんな思いが貴子との言い合いに発展します 依頼はしましたが強制はしていない出演は瑞穂が自身の判断で決めた事そんなこと判っていた筈なのに 心の穴から抜けた風に涙が冷たく感じます
それがどんな脚本か知っていたらまりやの気持ちはどうなっていたでしょう?
笑って瑞穂を励ました?それとも断固と反対した?
今までは自分がいなかったら何もできなかった、いやだからこそ傍に居る事の事実に気が付き瑞穂を避けるまりや
でも優しい(気が付かない)瑞穂は彼女を追いかけます 自分の気持ちに判っている筈なのに判りたくない心
好きだから困らせたい そんな気持ちが判っているのかいつも笑ってくれていた幼き日々
そんな気持ちを無かった事にする様に日が沈みます
貴子の質問に答えたら更に距離が縮まってしまうそんな思いが答えを詰まらせてしまいます
トータルの感想
今までと違い瑞穂の力ではどうにもならない今回の出来事 いよいよ物語りはクライマックスに向かっていますね
たまには真面目(いつもそうなんですが)にオリジナルタイトルを考えて見ました 彼の背中よりもこっちの方が良いかなと思いそうしました
第10話『二人のジュリエット』 が楽しみです