工業製品。 | ゆるくないべさ Vol.2

ゆるくないべさ Vol.2

「この道を行けばどうなるもの・・・」でもないんです。行けばわかるさ。ただのヨタ話。

「獲れたて地元産、北海道海鮮」なんて謳い文句のお店です。

マグロ・サーモン・ヒラメ・甘エビ・ウニくらいはいいけれど、トビッコ(トビウオ)やカニはこの前浜であがらないでしょう。

 

ホールのオネイサンがいいお値段の海鮮メニューを観光客に解説している姿が陳腐だったもので・・・エビ天丼です。

天丼はエビ一尾。エビ天丼はエビ三尾の違い。

 

もちろん、こんなデカいエビが前浜で穫れるわきゃない。

ぼやいてもしょうが無いのですが、飲食店の仕事は大変です。

先日は、醤油の焦げた香りがない鰻重。

 

この日は、どれもこれも似たような衣の厚さ、と同じアブラ臭さの野菜と海老天。揚げたてのアツアツ?あぢっ!サクッってものが無いわけで・・・

 

ググってみれば、今の世の中業務用冷凍食品ワールドの広がりって凄いです。レンチンかスチームどんな調理?がいい?みたいな感じ。

 

自分目線で振り返ってみれば、業スーあたりの食材だって旨いしね。

かなり昔だけど、大雨で浄水場が大変なことになって断水になったときのランチタイム。

揚げ物メインのお店が、フツーじゃないか、水が出ないのでお冷は無し。でも揚げ物・丼ものはフツーに提供。絶賛営業中みたいな不思議を感じました。

 

傾向と対策です。

①昔ながらに、カウンター越しに厨房が見える。:料理人がいる。

②客席と厨房を隔てる大きな壁がある。:かなりレンチン技多用。(厨房が見えない)

③電磁波の影響でBluetoothのヘッドホンでの音楽が一時途絶える。:レンチン確定。

みたいな感じかな。

 

良い悪いじゃないんだけれども、今でも、これからも、美味しい食べ物は工場で作られる様相。

 

できたら、そこのお店で料理人が調理した料理というか、冷蔵庫から袋をピリッと開けレンチン。

じゃなくって、人の手をかけ、自分のために一生懸命拵えてくれた料理を味わいたいものです。

 

連れの曖昧な情報に惑わされず、同じ天丼なら都度揚げてくれるだろう小さな蕎麦屋の天丼にすればよかった。

 

自己主張と天丼関係は複雑な感じです。www

まあまあ、美味しかったからいいんだけど。