前回の戦い（実際には戦ってません）で、鬱になった原付ライダー！
今日も張り切るぜ！
博士「お～い、原付ライダー！」
原付ライダー「なんです？」
博士「ビッターたちが無差別爆弾テロを行っているみたいじゃ」
原付ライダー「へぇ～～」
博士「いや、へぇ～じゃなくて行って止めるなり、対決するなり、しておくれ」
原付ライダー「けっ、どうせSATがやるだろ」
博士「この間のバスジャック以来だいぶ人間が腐っているな」
原付ライダー「だいたいこの間の、バスに飛び移る際に原付捨ててるから、俺、原付ライダーじゃないし」
博士「うっそ、あれ捨ててきたの？」
普通の改造人間（元原付ライダー）「しらなかった？だから、俺変身できねぇの」
博士「何いっとるんじゃ！変身できなくてもお前は原付ライダーじゃっ！」
博士「原付がなかったら、徒歩なり自転車なりで現場に急行」
博士「変身なんぞせんでも怪人と戦ったり悪事を食い止めるくらいしておくれ」
普通の改造人間「いやだよ」
普通の改造人間「どうせまた、ビッターの仲間だと思われて連行されるだけだし」
普通の改造人間「だいたい、徒歩や自転車で現場に急行だなんて笑われるだけだじゃない」
博士「（…それを言えば原付も恥ずかしくないか？）」
博士「（…まぁ今回は黙っておこう）」
博士「笑われるくらいなんじゃ！お前は立派なことをしておる、それは確かなことじゃないか！」
博士「いや、戦いに負けてもワシはお前を誇りにおもっとる」
博士「なぜなら…」
…以下２時間ほど続く
テレビ「無差別爆弾テロを行った犯人をSATが無事逮捕しました」
博士「なんじゃとぅ？！」
普通の改造人間「そりゃ２時間も話してりゃね」
普通の改造人間「あ～あ、行かなくてよかった」
普通の改造人間「やっぱSATがやってくれたな」
普通の改造人間「じゃっ、もう遅いし帰るわ」
原付ライダーはまた、何もしてません。