7月2日の「しんぶん赤旗」日刊紙に、「6月の党勢拡大」という「大会・2中総決定推進本部」の記事が掲載されました。

 それによると、6月の党勢拡大は、党員拡大では514人が入党、新聞読者は、日刊紙537人減、日曜版3498人減、電子版59人増という結果でした。

 この記事で特徴的なのは、今まで毎月の初めに、前月の結果を報告するとともに、「今月こそ」という、全党員への激を飛ばしていたのに、今回は経過報告だけで、今後の方針を示していないことです。

 もう、毎月の前進はあきらめてしまったのか、あるいは近々都道府県委員長会議を開いて、7月の党勢拡大目標を提起するのかわかりません。ただ、6月7日に、このブログで、「またまた出ました「6月こそ」」と書いた私としては、7月の行動提起がない記事は、ちょっと寂しい想いです。

 

 4月の2中総の、田村委員長の結語では、次のように述べています。

 7月の末までを1つの節にして、毎月2千人の入党者を迎える、日刊紙で毎月1200人、日曜版で6千人以上の増勢をかちとる。

 それはひと月ごとの目標ではなく、2年後の目標達成のために、毎月毎月の目標達成をやり抜ける水準の運動を作り出す、という提起でした。

 それが6月末で目標にはるかに及ばない結果に終わったことは、単に7月も目標達成は厳しいというだけでなく、2年後の目標達成に、黄信号が灯ったということでしょう。

 

 今年になってからの党勢拡大の到達点と今後の見通しについては、広原盛明さんのブログ「広原盛明のつれづれ日記」の7月2日の記事で詳細な分析をしているので、ぜひご覧ください。

志位議長が〝自由な時間〟と共産主義の未来社会の魅力を縦横に語る一方、「4月こそ」「5月こそ」「6月こそ」と毎月繰り返す党勢拡大運動の悲哀、共産党はいま存亡の岐路に立っている(その28)、岸田内閣と野党共闘(93) - 広原盛明のつれづれ日記 (hatenablog.com)