ミュンヘン就職オーディションワークショップ視察レポート | H.B.C. 留学応援のブログ

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ミュンヘンでは、ミュンヘンインターナショナルバレエスクールが主催する、ミュンヘン就職オーディションワークショップを訪れました。こちらは3回目?なのかな? 以前まであまり大々的に宣伝もしていなかった様ですが、今年はHBCでもたくさん宣伝したせいか、結構な数の参加者が集まっていました。以前、学校受験サポートをさせて頂いた皆さんも沢山参加していて、なんだか同窓会気分で私は楽しかったです。

 

 

ミュンヘン就職オーディションワークショップ

 

日時:  2月17日(日)〜27日(水) 11日間

 

参加人数:1日35名〜70名 平均50名前後

 

参加費:  80ユーロ/ 1日  

      全日程参加の場合、10%割引

 

参加バレエ団:12カンパニー

シアタードルトムント、バレエ・アウグスブルク、カタルーニャバレエカンパニー、ダンスカンパニーシアター・セント・ガレン、サウス・ボヘミアンバレエ、デラトレーダンスカンパニー、シアター・キール、クロアチア国立シアター、ザルツブルグ州立劇場、インスブルック・チロル州立劇場、ピルセンバレエカンパニー、ポステリーの&カンパニー

 

1日のスケジュール

11:00〜 受付開始

12:00〜 1時間半のバレエレッスン

13:00〜 バリエーション審査

15:00〜 1時間半のコンテンポラリー振り付けレッスン

17:00  終了予定

 

全員バリエーションを踊った後に、コンテンポラリーの振り付けレッスンが始まるので、人数の多い日には終了が19時を過ぎることもありました。

 

 

 

就職オーディションワークショップの利点

小~中規模のバレエ団のオーディションに誰でも参加出来る

参加者は全員バリエーションを見てもらえる

ディレクター本人からレッスンを受けれるので(一部例外もあり)、そのバレエ団のカラーが分かる

バレエ1時間半、コンテ1時間半(1時間の日もあり)と、しっかりとレッスンが受けれる

日本から行き易く、会場は中央駅から徒歩5分なので交通の便が良く、観光にも行きやすい

 

 

はにバニの個人的感想

カンパニーの規模が小さく、コンテを中心としたカンパニーが多い為、体型にこだわらないという部分では、日本人にも比較的優しくてチャンスが大きいオーディションだなと感じました。他でまだオーディションをしているカンパニーもあるので、それが終わってから決定するというカンパニーも多かったですが、その場でコントラクトを出すカンパニーもあり、逆に私が驚きました。

 

また、全部のコントラクトが決定したら、まとめてお知らせします。

 

毎日、目の前で確実に最終段階まで残るダンサーが選ばれる場面に立ち会えるので(コンテの振り付け終了後、全員がそれを少人数で踊った後に、絞っていきます。)、カンパニーがどういうダンサーを欲しがっているのかを自分の目で確認することが出来るのは良いなと思いました。普通のオープンオーディションでは、落ちたら退場なので、どんなダンサーが選ばれてるのか把握しにくいですからね。最後まで残ったグループには、コントラクトがもらえなくても、1週間のカンパニーレッスンへの招待や公演招待等の特典があるカンパニーもあったので、お得感もありました。カンパニー契約ではなくて、プロジェクトの短期間契約等もあり、そういう面でもチャンスの多いオーディションだなと。

 

人数が多い日には(1日だけ70人近くの日があったので)、これならダメな時点で落としてくれる方がマシだわ、そしたらもっとちゃんと踊れるのに…なんて文句を言ってる人もいましたが、もしバーレッスンで退出させられたら、同じこと言えるのかな?なんて思って聞いておりました。

 

一番多かった不満の声は、人数が多くて思うように踊れなかった…というものでしたが、それは全体(11日間の内)の2日間ほどでした。思う様に踊れないのは確かにちょっとかわいそうだなとは思うのですが、ただ、これはオーディションでもあるので、そこが通常のワークショップとは違うところです。他のオーディションでは、200人〜300人もの人数が集まり、それこそまともに見てもらえずにバーで肩たたき…なんていうのが当たり前なんだそうな。

 

今回オーディションに来ていたカンパニーの一つは、ちょうど前日にオープンオーディションがあったそうです。そこでは1000通以上の書類申請があり、そこから300名が書類審査を通過し、当日にファイナルまで残ったのは10人。ミュンヘンのジョブオーディションワークショップでは、45名ほどが参加、そこからファイナルに残ったのは6名(あれ?8名?うろ覚え)、さらにファイナルに残ったメンバーは全員、カンパニーレッスンへの招待を受けました。

 

それらを考えれば、申し込めば参加でき、そしたさらにこんな身近に芸術監督から見てもらえる、時には注意をいただけるというような貴重なオーディションの形は本当に珍しいと思います。今はとにかく、オープンオーディションに招待されることも難しいのが現状ですから。そして、どんなに人数が多くてもちゃんと自分を見せて選ばれてる子はいる訳です。オーディション会場でのどんなシチュエーションの中でも、きちんと自分を見せれるようになることを学ばなければ、このバレエ界では生き抜いていけないのが厳しい現実かもしれません。バレエの道は、イバラの道〜。

 

狭くて踊れないという不満の声を聞いて、レッスンや振り付けもグループ分けをしたりと、きちんと工夫もされていました。

 

開始がお昼からのオーディションですが、やはり普通のワークショップと違い精神的にも疲れるんでしょうね。全日参加してるダンサーさんは、最後の方は本当に疲れていました。ただ、ニューヨークのバレエ学校から来ていた男子、1日目は「うわっ、クラシック上手だけど、コンテ全然踊れてないな〜」と思ってたのに。いや、思ってただけじゃなくて声に出して他の生徒に話してたくらいなんですが(し、失礼)、その彼が、オーディションが終わる頃にはかなりコンテが踊れるようになっていてビックリしたので、本人にもその事を正直に伝えました。

 

いえね、本当に正直に言ってますから、私

 

「最初、全然コンテあかんわって思ってたのに、めっちゃ上手くなったよ〜。」

 

容赦なしwww 

 

でもね、彼、本当に毎日一生懸命で、準備ワークショップも入れて14日間、毎日彼の姿を見てきましたから、彼の成長ぶりが見えて本当に嬉しかったんです。背もそんなに高くないし、外人達(ミュンヘン州立バレエ学校のイケメンバレエダンサー達)と並ぶとね、やっぱり見劣りしちゃうんですよね。それでも、毎回どのオーディションでもいい所までいけるのは、彼の真面目さと一生懸命さが、芸術監督に伝わるんだろうなと。

 

その彼が、コンテのレッスンはアメリカとも違ってやっぱり本場だなという感じですごく勉強になったと言ってました。

そういう面では、ワークショップとしての価値のある就職オーディションだったなと思っています。

 

でも、この就職オーディションワークショップに参加したい場合は、コンテレッスン、大事ですよ〜。ドイツ近辺はやはり、小中規模のバレエ団はコンテ中心が多いですから。よほど容姿や才能に恵まれてない限りは、クラシックだけ踊りたい…は、通用しないのが今のバレエ界の現状であることを自覚してくださいね。

 

 

 

 

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