夜空の星を観ていると、どうしていろいろなことを、思い出すのだろう。車の中から見上げた根釧原野の星。山の頂から観た星、そして街の灯。満天の星。曇り空からかすかに見える星。銭湯のかえり道で弟と見上げた夜空の星。「おにいちゃん!あの星・・きっとゆーふぉ・・だよ」「そうだね・・つれていかれるぞ・・こぅちゃんは可愛いから」「いやだよ・・ぼく・・おにぃちゃんとならいいけど・・」ぼくは15歳・・おとうと5歳の夜空。「おとうさん・・あの星、なんていうの」と長女。「天体観測の宿題なの・・おとうさんならわかるよね」「う~ん、星座早見表を・・見せてみな・・そうだなぁ・・」「ここからじゃ、見えないから、海岸に行こう」「うわー・・たくさん輝いているよ」「きっとあれが・・北斗七星だよ」と指をさす。夜空には想い出がいっぱいだ。今日も夜空を見上げる。  2005/03/22記