MISSING YOU | そういえば、昔は文学少女でした。

そういえば、昔は文学少女でした。

クリスマスと誕生日に一冊ずつねだった、「世界少女名作全集」。図書室の本を全部借りよう、と思ってた中学時代。なのに今では読書時間は減る一方。ブログに書けば、もっと読むかも、私。という気持ちで始めます。洋書から雑誌まで、硬軟とりまぜ読書日記。

Missing You/Signet

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NY市警の女性刑事、キャット(40歳)は、過去をいまだ引きずっています。
やはり刑事だった最愛の父が殺され、婚約者ジェフと別れたのが18年前。
父親の事件は、すでに連続殺人で死刑を宣告された男の犯行とみなされていましたが、末期がんで死に瀕した男は、キャットの父だけは殺していない、と口走ります。だったら真犯人は誰なのか。一体何のために?彼女は躍起になって事件の真相を追うけれど、やがて死刑囚は病死し、周囲の警官たちは協力してくれない。

失恋の痛手も深いまま。すべてがうまくいっていたはずなのに、突然自分の前から姿を消した恋人を、どうしてもキャットは忘れられないでいました。
そんな友人を見かねて、同僚のステイシーが「出会い系サイト」への登録を勧め、気乗りしないままアクセスしたキャットの前に、よりによって現れたのは、ジェフその人の写真!どうするキャット?

やがて彼女の前に、「母親を探してほしい」といって大学生のブランドンが接近してきます。
父を失くしてからふたりで暮らしてきた母子でしたが、母のダナは新しい恋人とバカンスへ出かけ、連絡がつかなくなってしまった。しかもその恋人はキャットと同じ出会い系サイトで知り合った男らしい・・・というか、どうもジェフ本人なんじゃないか?

一方その頃アメリカ各地で、孤独な男女が新しい出会いに胸をときめかせて、次々に姿を消しているのでした。

父が抱えていた秘密。ジェフが名前を変えて生きた空白の18年間。
そして怪しいサイトの裏でうごめく恐ろしい陰謀。
キャットはそれぞれの謎を解き明かし、真相にたどり着くことができるのか??

というお話です。

すべてが解決したかに思われた最後の数ページで、えええええ?と驚くおまけがついてます。私は油断していたので騙されました。そういえばこの件のオチがなかったことを見落としていた~。