あなたがテレビを見ていて
『この人、面白くないのに何でテレビに出ているんだろう?』と、
思った事は一度くらいは絶対あると思います。
所属している事務所によってテレビに出れる可能性というのも変わってきたりしますが、
しかしそれでも、
テレビに出たことがあるという時点で他の芸人に比べて相当な差をつけているという事を、
今回の記事でご理解して頂ければと思います。 (エキストラ出演は除く)
もちろんそれはお笑い以外で出演したモノでも当てはまります。
(とんでもない体験をしたエピソードがある、珍しい特技を持っているなど)
◆テレビに出演する難しさ
『何年か頑張っていればテレビに1度くらいは出れるだろう。』と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、そんな簡単に出演できるモノじゃないんです。
養成所をトップで卒業した人でも場合によってはテレビに出れるのは年に数回あれば良い方であり、
ほとんどが芸歴だけ重ねてテレビに一度も出れずに芸人を辞めるという方ばかりです。
日夜、テレビ番組の小さな数分のワンコーナーに出るために無名の何百組という芸人がオーディション(ネタ系、特技系、エピソードトーク系が主)を受けています。
そしてそれを勝ち抜いた方がテレビに出ており、
勝ち続けた方がレギュラー番組や定期的なゲスト出演を手にすることができるのです。
例えば某人気モノマネコーナーに出るためには4次審査まである、という話もあるくらいなんですよ。
オーディション以外にもテレビ出演のチャンスはあると思いますが、
無名の芸人はオーディション経由が一番多いでしょう。
◆テレビ以外のお仕事も獲得するのが難しい
テレビ以外のお仕事(複数の芸人が集まったトークライブ、大喜利ライブなど)も芸人には沢山ありますが、
芸人の数が多すぎて小さなお仕事すらも周ってこないのが現状なんです。
ネタ見せと所属事務所のライブ以外、芸人らしい仕事をしたことが無いなんて方は沢山いるのです。
しかし、絶望的に考えなくても大丈夫です。
積極的に先輩の舞台のお手伝いなどに参加をしていればお仕事をもらえますし、
人脈を広げる努力をし続ければ必ずチャンスはやってきます。
なので、コンビの内のどちらかは人脈を広げる担当を担った方が良いかもしれません。