出産日のできごと。 | shukoの揺蕩うはねちブログ

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生きよう。生きていたい。と思う程たのしくて幸せで豊かに過ごせるように、自分に湧く気持ちを丁寧にみる努力をしています。

独身の時も赤ちゃんって可愛いって思ったりしたけど…
我が子が可愛くて仕方ない!
けど、
不思議な物で、他人の子供まで可愛くて仕方ない!!

なんだろ、この感情、子供産んで初めて味わう…

さて、気まぐれで妊娠•出産のこと書こうと思います。
今日は出産のことにしよう
話、長いけど…。。

私は予定日が8/31でした。
しかし、前駆陣痛など何の気配も無く過ごしていました。

が!

9/4の深夜、シクシクと痛む下腹部で寝不足。。朝には何も痛みは無くなってる。

翌日の9/5の深夜も痛みが!
0時からずっと、10分間隔の痛みの波が続いて眠れないっ!
深夜に病院にかかると診察料高いしなぁ…。昨日みたいに朝には収まるかも!と朝まで我慢。

朝、まだ痛いので破水とかしてないけど病院に電話してとりあえず行くことに。

見事、昼前に収まってしまって子宮口も全然開いてないので帰宅しても良いと言われてしまった!!

でも先生が、
このまま陣痛来なければ、妊娠41週目の9/7には誘発剤使って陣痛起こして出産にするから、このまま入院しても良いよー
と。

誘発剤?!嫌だ!私は点滴が大嫌いなんだよぉ~!

てんちゃん!(←胎児ネーム)
先生がもう産まれても良いって言ってるよ!もう出て来て良いよー!
と話しかけ。

5月に切迫早産になった時から、
3000gになるまでお腹の中にいて遊んでてねと話しかけていたので、
てんちゃんもそのつもりでいたのだろう。

それが、急に、もう出ておいで~!だもんね!でも、エコー見た先生によると推定体重は約3000gだし、そろそろなはず…。

入院するか迷ってたら、先生が
「ちょっと、気になることもあるし…。入院にしましょう!」と!
赤ちゃんの脈が時々弱くなる徐脈が気になるらしい。
とりあえず、家戻ってまた痛くなって来るのも大変だし入院しちゃうことにした。

が!

なんと、お産ラッシュで、希望していた相部屋は一杯!
個室も満室!
唯一空いてるのが、1番高い特別室の個室!

いつ空くか分からないけど空き次第移れるから!と言われ、泣くなく特別室への入院に。

産まれそうも無いけど入院する!と伝えた夫が、慌てて仕事半日で休んでやって来た!
産まれそうも無いから大丈夫なのに~
優しいなぁ♪
なんて思ってたのにっ!!のちのちイライラの元凶に。

夕方4時位から波のある痛みになって、
6時位には結構痛くなって来た。

痛みの波は段々と強くなってヒーヒーィ!イテテテテ!!と声が出るように。

痛く無い時は全然平気なのに。

一旦アパート戻って夕飯食べてから色々なら荷物を持って来てくれてから、
隣で椅子に座って、
冷蔵庫を使う為に買ったテレビカードでサッカーの試合を見ながらココナッツサブレをボリボリと食べ始める夫。

私「痛いよー!イテテテテ!!!ヒーヒーィ!!」

夫 「ボリボリ」←ココナッツサブレとサッカーに夢中

私「ちょっとー!腰さすってぇー(T ^ T)イテテテテ」

夫「モグモグ。あ!シュート!惜しいっ!!」←ココナッツサブレもぐもぐしながら、顔と視線はテレビ。手だけ腰をさわさわを時々だけ。

と、基本、ココナッツサブレボリボリ&サッカー観戦。

サッカーの試合も終わり、
夫「眠いー。帰って寝ていい??」

(#`Д´)ノノ┻┻;:'、・゙

一生忘れませんよ、、、、爆弾むかっ

何しに来てたんだっ!!イラっとしてたので帰宅していただきました。

そして、孤独な戦いに。

ヒーヒーィ!イテテテテ!を繰り返す。
11時頃に痛みの間隔がだいぶ狭くなってきて5分間隔になった頃、陣痛室へ移動することに。

お腹にモニターを付け、また再び痛みとの孤独な戦い。
ソファに座ってたんだけど、あまりの痛さに床にしゃがみ込んだ瞬間、
モニターの胎児の脈が止まった?!弱まった?!

助産師さんが慌てて飛んできて、直ぐに横になるように言われ、赤ちゃんに沢山酸素を送りましょう!深呼吸して!と酸素マスクを装着されました。
まだまだ陣痛も動けなくて死ぬほど痛いわけじゃないし、子宮口も3cmしか開いてないのに、
先生が来て、ちょっと急ぎましょう!痛いけど我慢して下さいね!と、
指で子宮口を7cmまで無理矢理開かれた。

イテテテテ!!!!叫びドクロメラメラダウン

そして、直ぐに分娩室へ!!
この時、もうカナリ痛くて痛くて殆ど目を閉じてました。

助産師さんが電話してくれたみたいで夫が横にいました。
時々、水分補給してくれたけど、
途中から喉乾いても「水欲しい」と声にも出せないほど痛くて痛くて。

リキんでも赤ちゃんの頭が出たり引っ込んだりを3回ほど繰り返して中々出ない。

分娩室入って3時間。
この間も赤ちゃんの徐脈が何度かあり、
このままじゃ赤ちゃんが危ないっ!と、
とうとう先生が鉗子で赤ちゃんの頭掴んで引っ張り出しました。

スッポーンと抜けた感覚と同時に出たよ~!!と赤ちゃん見せてくれました。

白いヌルヌルだらけの赤ちゃん。黒々とした髪の毛もベットベト。

すぐさま臍の緒チョン切られて、酸素吸入措置へ行ってしまいました。

その間、休む間も無く私は胎盤も直ぐに引っ張り出されて、切った所の縫合処置。

これが痛いのなんの!!!!
ハッキリ言って分娩より痛かった!!!!

四方八方縫われている感覚と、時々打たれる麻酔注射が、もう痛くて痛くて、
分娩より「痛いィィィー!!」と叫んでました。

どうやら、鉗子を入れるのにカナリ大きく切ったみたいで、更に奥の方も2箇所位裂けてしまっていたみたいで縫うのに時間がかかったみたい。

縫い終わって落ち着いた頃、赤ちゃんも脈も心臓も無事で問題無いとのことで胸の上に置いてもらえました。

が!!胸の上にいるから顔がよく見えないっ!!!正面からの顔が見たいっ!
と思いつつ、赤ちゃんの肌の温もりを肌で感じていました。

こんなはずじゃなかった。

普通に陣痛が来て穴も裂けること無く、
数回リキんだらスポンと産まれて、そのまま臍の緒が繋がったまま赤ちゃんを胸の上に置いて貰って、臍の緒の脈が止まったら夫に臍の緒切って貰って…
って想像してたのに。。

でも、赤ちゃんも私も無事で良かった。
したかったこと、やりたかったこと、思い通りにいかなかったけど、無事でなにより。

赤ちゃんも何度も脈が弱まって、さぞかし苦しかっただろう。
「よく頑張ったね!!」が初めてかけた言葉でした。

2670g。想定だと3000gだったのに。
やっぱり、私が3000gになるまではお腹にいるように話しかけてたから、まだまだ産まれようとしなかったわけだね。。。

準備途中なのに急がせちゃって申し訳ない。。

この後、車椅子で部屋へ戻ったのだけど、
行きたく無いって言ってるのに、助産師さんがトイレ行っといて下さい!と強く言うので、仕方なくトイレへ。

さっきまで生きるか死ぬかの大闘争を繰り広げていたので動くのがやっと。
トイレに座ると物凄い量の血がドバーーー…

立ち上がると、目の前が真っ白になって、気が付いたら床に横になってました。
どうやら出血多量による貧血で倒れたらしい。

たまたま夫がトイレに様子見にきた瞬間だったので頭打たずに済みました。特別室で良かったよ。。


ココナッツサブレ、ボリボリ夫からの、
トイレぶっ倒れまで、
ホントあれよあれよの出産でした。

想像してないことだらけだったけど、良い経験になりましたかお