四角いものをヘリ巻き | ハンドメイドバッグ相談室

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職人歴29年の現役バッグのサンプル職人が、ハンドメイドバッグを作る時のコツや、型紙の作り方などを書いていきます。
またみなさんのお悩みにもお答えします。

皆さまこんにちは。

ハンドメイオBでございます。

 

すっかり季節は変わり、もうすぐ冬ですね。

あ、昨日が立冬だからもう冬か。

 

寒さが身にしみる季節、食べたくなるのは鍋ものではなく、カレー。

愛してやまない「インディアンカレー」をたべにそそくさと出かけます。

 

大阪梅田近辺をインディアンカレーへ行くのにぶらぶら歩いていると

昔と大きく変わったなあ、としみじみしてしまいます。

 

「あ、ここにカレー屋あったな」

と思い出したのが「おばはんがルーに親指を突っ込んで出すカレー屋」

 

高校生の頃、インディアンカレーを食べたいけどお金がない。

で、今日はこれぐらいにしといたるわ、といくのが安い先ほどの「おばはん親指カレー」。

 

食券を買って席につくと、おばはんが親指をルーに突っ込んで持ってきます。

 

おばはんには持病のリウマチがあって

常に親指を温めておくように、と医者から言われ

思いついたのが「ルーで温める」という技ではないのか、

とよく友達と話してました。

 

今なら衛生的に問題になるでしょうが、私は指ルーを見れた満足感で

なんとも思わずに食べてました。

 

「天才バカボン」で、ラーメンに親指をスープに突っ込んで出すという話があります。

客は怒って「指についたスープがもったいない!吸わせろ」

といい指をチュパチュパ吸います。

 

この話をいつも思い出し、一度「ルーがもったいない!吸わせろ!」

と言いたいなあ(やりたくないけど)

と思っていたら、いつの間にか潰れていました。

 

おばはん、いまごろどうしてんのかなあ、リウマチ治ったかなあ。

 

 

 

前置きが長くなりました。

 

今回は「四角いものをヘリ巻き」でっす。

 

四角いものとはどんなものか?仁鶴か?

 

違います。こんなんです。

 

四角いファイルカバーのようなものです。(あ、それのカド部分です)

このカドが今回のポイントでございます。

 

昔、初めてこのカドをヘリ巻きするときに上手くいかなかったので

職人のおっさんにどうしたらいいのか聞きました。

 

「あ、それな、ダーッといくねん。」

へ?そんだけ

「そう、ダーッといくねん、そんなんいちいち止まって

ちょこちょこやってれるか、ダーッといけ」

 

ダーッとやってるとそれなりにはいくけど

なんかキレイではない。

モヤモヤしてるうちに仕事は終わりました。

 

量産ではなく、ごく少量ならダーッといかずにキレイなほうがいいですね。

 

それで今回は糸切の手間はかかりますが

キレイにいく方法です。

 

 

ヘリ巻きを縫っていって、カドから1cくらいのところで返し縫いをして止める。

画像のようにミシンから一旦外します。

そしてカドを額縁に整え返し縫いをして縫い始めます。

 

これで出来たのが最初の写真です。

 

何回かやればコツみたいなものが掴めますので

ファイルケースなんか作るときの参考にしてください。

 

 

 

では今回はこのへんで、おさらばあばよ。

ザgood-bye野村義男!