ついに!



圭シェフの半文居
ついに、孵化!


思えば数週間前。


家のベランダの山椒の木が丸裸になってしまった。
丸裸の山椒の木で、大きくなってしまった揚羽蝶の幼虫達が、これからどうやって生きて行く?と訴えているようだった。

柑橘類の葉っぱしか食べない揚羽蝶の幼虫。

大きくなった一匹は、ある朝いなくなっていた。


鳥のえさになってしまったのだろうか?



しょうがなく幼虫を虫籠に。

市場で幼虫の餌になる山椒の葉を買い、路肩に生えている金柑やグレープフルーツの葉っぱを、人目を気にしながらハサミで採取して家の虫籠までせっせと運んだ。
また、人の家に生えている柑橘類の葉までも拝借した。


忙しい毎日の中で、幼虫の虫籠を掃除して、新しい葉っぱを補充することが

日課に。

毎日毎日目に見えて大きくなっていく幼虫たち。

茶色から黄緑色になり、形が変わり、今までよりも小さなさなぎに変化し、そのまま一週間。


いろいろ調べたら、さなぎの孵化率はあまり良くないらしい。

でも、ガンバレ!と声をかけると孵化率が上がるような気がする・・・との記事を

目にしてからは毎朝ガンバレ!の連呼!!!


ま、自分を鼓舞する意味もあるのですけどね。。。


圭シェフの半文居
朝起きると虫籠に二匹の揚羽蝶の姿を発見!!

そして、、、、


歓喜の声と共に胸に熱いものを感じた。


そっと蓋を開け彼等の旅立ちの時、
揚羽蝶は柑橘類の鱗粉の香りと共に朝日の木々の中に解放された。