昨日18日は、Oの運動会だった。

Tのみ学校がないので、私と2人で朝から電車に乗って参加した。

Tは家に居ると皆に甘え、皆と仲良くしている。
私には、いつもくっついて、話もたくさんしているので、道中話しかけていたら、

〝くっつくな〟

〝話しかけないで〟

などと言う。

悲しくて、ショックで、わざと離れて歩き、学校に着いた。
なぜかわからない私。

テントの中に椅子があり、端に2人で座った。
9時のファンファーレの合図で、生徒だけによる生徒の運動会が始まった。

時々話しながらも、スマホを離さないT。

話しかけ過ぎると、シッと言うT。

曇り空、肌寒いくらいの風の中、はじめてのOの運動会は滞りなく行われた。
何色組か聞いていなかったし、遠くてOをあまり見ることができなかった。
でも雰囲気を感じた。

お昼のお弁当をテントの中で食べ、途中だったが閉会式前に帰ることにした。

電車に乗り、駐車場に着くと娘達の学校に電話をした。

夫の葬儀に参列してくださり、香典を供えてくださった先生たちに満中陰志の品を届けに行くためだ。

前日、お姑さんとお墓参りをし、満中陰志の品を預かっていた。
香典は連名でくださっていた為、住所の記載がなく、届ける予定にしていた。

土曜日だが、登校の日だったので、お約束する事が出来た。

受付に着くと、校長先生にお会いする。
入学式では、ご挨拶をさせていただいていたが、お礼を申し上げた。

その後、2人の先生が応対してくださる。

〝2人とも(娘達)元気に登校していますね〟

最近の様子を話してくださる。

〝はい、ありがとうございます〟

〝まだ、2人ともお友達に話せていません〟

先生たち、驚きの表情。

〝突然だったため、まだ受け入れる事が出来ず。話すと、一人で立っていられなくなりそうだからです〟
と話すと頷いて、

〝分かりました。何かありましたら、なんでも言ってください〟

〝ありがとうございます。宜しくお願い致します〟

と、お品をお渡しし車に戻った。

家に着くと、疲れて眠るT。
私も少し眠る。

夕食の支度をしていると、Oが帰宅。
元気に帰ってくると、

〝運動会来た?〟

〝僕を見た?〟

うれしそうだ。


娘Mはバレエ、Tは眠っていたので、Oと帰宅したNと簡単な夕食にする。
私の母がくれた、焼き鳥、手羽先の甘辛煮と、ピザ、おむすび。

娘Mから連絡があり最寄駅まで迎えに行く。

帰ると、Tが起きていた。

〝ママ〜お帰り〟

抱きつくT。

〝なんで?態度が違う〟

〝家ではいいの〟

と甘えるT。

人前では男、家では息子なのだ。

中学3年間一緒にいなかったため、少し大人になった男子への寄り添い方がよくわからなかったが、中身はかわらないようだ。

高校生、だんだん理解したい。

今日は休日前夜。

のんびりできる。

満中陰志をお送りすると、やっと落ち着いてこれからの事を考えられる気持ちになった。

大変な2ヶ月であった。

これから、良い人生に絶対したい。

悪いことは一ミリも考えないように、良いイメージを持ち歩んで行きたい。