こんにちは!蔵方です。
当院は主に肩がこる、腰が痛い、股関節が痛いなど運動器系の症状が多くいらっしゃりますが
いつの間にか増えている患者さんの症状で自律神経の症状が増えています。
「えっ!整骨院で自律神経?」と思われる方も多いかと思いますが自律神経の症状に対しても鍼や整体は有効なのです。
当院では主に鍼灸で対応しておりますが鍼灸が苦手な方は整体でも行っております。
最近は気候・気温の変動が激しく自律神経が乱れやすいと言われています。
今回、自分で自律神経をコントロールするにはどうすればいいか、少しお話したいと思います。
自律神経とは具体的に何なのでしょうか。
自律神経は交感神経と副交感神経に分かれています。
交感神経は活動的なときに働く神経であり、身体を緊張させて生活に適応させています。
また交感神経はストレスなどでも働いてしまいます。
副交感神経は交感神経の逆であり身体を落ち着かす神経です。身体を休息させるために働くので睡眠や疲労回復に役立つ神経なのです。
交感神経は0.2秒で働き始めるのに対し、副交感神経は5分くらいかかると言われています。これは本来もつ人間の攻撃や防御反応に起因していて危険な事からとっさに身を守るのに交感神経はすぐに働かなければならないからです。
人間は基本的に日中に活動し夜間に睡眠をとり体力を回復させます。
自律神経のバランスが崩れると夜間に睡眠がとれない、日中にやる気がでない、などがおこるとともに自律神経は内臓にも影響しているので食欲が減退したりします。
その他にも自律神経は様々な影響を身体に与えます。
パニック障害なども自律神経の影響を強く受けています。
では自分でできる対策とはなんでしょうか?
対策をいくつか挙げてみたいと思います。
①30分くらいの散歩をする
適度な運動は自律神経を整える作用があります。なかなか時間がとれない方も多いと思いますが
通勤に歩行を増やしたりすることで調整できると一石二鳥です。片道15分でも歩くことがお勧め。
満員電車もストレスになるので一駅前に降りて歩くのが効果的です。
適度な運動と言いましたのは激しい運動は自律神経の活動を高めてしまいます。
②消化の良い食べ物を食べる
夕食では特に消化の良いものを食べることをお勧めいたします。胃腸に負担がかかった状態で就寝すると寝てる間も胃腸が活動的になり自律神経も安定しません。すると朝起きても疲れが取れない
などの症状が出てしまいます。
③39度くらいのお風呂に浸かる
就寝の2時間前くらいに39度くらいのぬるま湯に入ると寝つきが良くなります。39度は自律神経が安定する温度であり15分くらい入ると効果的
④ストレッチをする
ストレッチをすることで体の血流が上がるとともに体のリラックス効果が期待できます。ストレッチは無理に伸ばさず気持ちいい範囲で行ってください。特に就寝前のストレッチは翌日に疲れを持ち越さない為にもお勧めです。
その他にも太陽の光で起きたりスマホなどの使用を控える、朝はヨーグルトを食べるなどもありますが上記4つをメインにしてみてください。
そしてもう一つ大切なのが大きくゆっくり胸式呼吸をすることです。これは仕事や家事の合間に何度でも行っていいのでお勧めです。なぜかと言うと自律神経は呼吸の影響が大きいからです。
昨今は社会的・環境的にも自律神経が乱れやすい状況です。自律神経の乱れが長期間続くと鬱病やパニック障害などに繋がってしまいます。
最近ストレスが強い、もやもやして不安が多いなどを感じる方は上記に上げたことを実践してみてはいかがでしょうか。
また当院でも自律神経の乱れを整えるようにお手伝いをさせていただきますのでお悩みの方はご連絡くださいませ。