2017年、ビジネスの動向はどうなる? | 起業の教科書〜マーケティングコンサルタント佐藤友子officialブログ

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あけましておめでとうございます!
マーケティングコンサルタント
の佐藤友子です。



ひそかに。。。
佐藤六段!
だがしかし、、、
「賀」がちょっと小さいですねw


新年って新たな気持ちになれていいですね!
今日は氏神様に主人と一緒に初詣♪
新年って世の中がリフレッシュムードなので
気持ちいいですよね^^


さて、
お正月ムードもそこそこに。。
今後のビジネスの動向の
お話をしてみようと思います!



最近のビジネスのブームを
観察してみると、
大企業でも中小でも、
個人事業主でも、、、
一つ言える特徴があります。
それは。。。


事例が出尽くした現代でどう差別化をするか?


大企業でも物が売れなくなってきている。。
って、
大企業にコンサルにはいっている
マーケッターの方が、
数ヶ月前におっしゃってました。


物が売れなくなったのはなぜか?
を考える前に、
物がどう売れてきたのか?
を考えてみました。



高度経済成長期〜昭和には、
品質が重視され、
ウォークマンだとか新種のゲーム機だとか
そういったものが日本ではよく売れてました。


日本は国土も狭いですし、
資源が少ないので、
第三次産業(サービスを売る業態)
が今も全体の産業の75%を占めています。



※第一次産業は農林・漁業・鉱業
第二次産業は建設や製造業


今主に若者の間で流行している、
「起業しよう!」
という流れは、
主に第三次産業を指します。
例えばアパレルであったとしても、
付加価値をつけて売ることも多く、
純粋に第2次産業とは言いがたくなっている
ことも面白いと思います。


昭和〜平成にかけての時代は、
「新しいもの」はあったんです。
でも今はもうあまりない。
『商品出尽くした感』があります。


なので、
何かと何かを組み合わせたり、
視点を変えていくことで、
盲点を突くような商品開発を
することが求められます。



Primitive(原始的)からComplex(複雑)へ



例えば、
家庭用ゲーム機の推移でいうと、
1975年に、
エポック社から日本初の家庭用ゲーム機が
発売されました。
今から42年前のことですね。


任天堂から
ファミリーコンピューターが
発売されたのは、1983年、
昭和58年のことでした。
同時期にセガエンタープライズから
SG-1000っていうのも発売されたみたいです。


それから、
1994年には、
プレイステーションやセガサターンが
発売となります。
この頃になると、
画像が綺麗になったり、
記録システムが進化しました。
何よりも変わったのは、
ソフトがディスク(大量データ)化したことです。


2000年には、
プレイステーション2が発売され、
こちらはインターネットが使えるようになりました。
ゲーム上で出会って結婚。。
みたいなこともあったそうです。


そして2006年にはWiiが発売となります。
こちらは、
今までのゲーム機にはなかった、
リモコンを直感的に操作できるという
機能が備わった
ことにより爆発的に売れ、
今では不動の地位を築いています。


これはブルー・オーシャン戦略が
当たったタイプかと思われますが、
今までのゲーム機のリモコン『ダケ』を変えることで
新たな付加価値を提供することに成功しています。



初期の頃のゲーム機は、
機能を追加していくとか、
使いやすくするとかで売れていましたが、
それでは限界が来ていて、
『いかに付加価値や違う価値を生み出すか?』
というところに、
キャッシュポイントが隠れていると言えます。


モノの価値が、
Primitive(原始的)から
Complex(複雑化)へと変化していると
言えるかと思います。
「新しい」ダケで売れている時代は
価値がシンプルだったので、
Primitiveな時代と言っていいと思います。



価値の生み出し方は?


しかし、
『モノ』は飽和しているかもしれませんが
人々の欲がなくなっているわけでも、
困っている人が減っているわけでもありません。


したがって、
私たちがやっていくべきことは
基本的には昔と同じ、
クラッシックなマーケティングを
まずはベースにして、
新規参入(をするなら)の可能性を考えたり、
競合調査を行ったり、
プロモーション活動を行ったり、、
することに変わりはありません。


ですが、
「もうすでにあるもの」
でよければ、
そちらでいいはずなので、
あえて他の新しい商品を買う理由って
ありませんよね?


と考えると。。
今ある商品では叶えられない、
だけど目の前の人が欲しがっている。
そんな盲点を発見する必要がある!

って私は考えています。



「売ろう!」だけでは「買いたくない!」時代


今までのマーケティングは、
「売れるものを売ろう!」
というスタイルだったので、
いかに消費者に「ウケるか?」
という視点で考え尽くされ、
そして消費者を「乗せる」視点で
仕掛けられていました。


インフルエンサーに新製品をもたせたり
CMやポータルサイトなどで
特集させるのはそうですね。
要は、
意図していないように見せて、
意図しているという状態です。



ですが、
世の中は日に日に変わっています。
日本初のゲーム機が発売されてから
わずか42年。
それでここまで変わったのです。


どう変わってきたのか?
というと、、、
「感性の時代」に変わってきていると
私は思います。



ざっくり言うと、
インターネットの普及により、
「好きなものは好き。
嫌いなものは嫌い。」

と、自分の感性で、
若者たちを中心に発信するようになり、
情報の検閲が少なくなりました。


そうなってくると、
「みんなが良いって言ってるし」
というのが、
なかなか通用しにくくなってきます。
今後、より個性的で芯の通ったものが
多く受け入れられていくように
なるのではと思います。


例えばですが、
ペコ&りゅうちぇるなんかが
そうだと思います。


超可愛いわけでもない(すみません
イケメンなわけでもない(もう一度すみません
でもすごく個性的で、
トークも面白くて、
企画も楽しませてくれる。
キャラ作りってわけでもない。(全部かはわからないけど)


ある程度の戦略的プロモーションは
あったにせよ、
いらないものは欲しくない!という
世代から受け入れられるということは
ここに成功のヒントがありそうです。


Wiiのリモコンがそうだったように、
ゲーム機ですごいスペックがあったか?
と言われると決してそうではないのですが
あのリモコンが成功の要諦でした。


ペコ&りゅうちぇるも、
彼らの全てがスペシャルで特別!
というわけではなく、
ビジュアルとキャラクターが
とにかく今までにないタイプで強烈だった。

そこがヒットの最大要因だったと、
私は思います。


「こういうのが欲しかったんでしょ?」
って言われても、
これからの時代を作っていく
若い人たちを中心に、
『本当に欲しいもの』と
『欲しいと思わされているもの』
の違いを見抜いていくようになるので
『整いすぎた作られた商品』は
売れなくなってきているのです。




商品はPrimitive→Complex 消費者の感性はHonestへ。


ルー大柴ばりに、
英単語を挟んでしまっていますが。。


結論を言うと、
消費者が正直になってきています。



誰かが良いって言ってたから。
誰がに勧められたから。
話題だから。
それだけでは買わなくなってきている。


自分の感性で、
自分の心に響いたものを、
選択していくようになっていくと
私は想定しています。


それはカオスになる!
っていう意味ではなく、
もちろん流行も追いつつ、
従来型のマーケティング優位の
商品では売れにくくなっている。
ということを意味しています。


ですから、
売り手には、
商品へのこだわりではなく、
顧客へのこだわりを持つことが
より求められていきます。



商品へのこだわりは
もちろんあって良いのですが、
それは誰のためのこだわりか??
ということをしっかりと考え、
自分自身がこれをやっていて楽しいのか?
やりがいを感じているのか?
ということを考え、
商品提供者としてのスタンスに、
まずはしっかりと自信を持ちます。


ここは基本になるので、
ないがしろにしてはいけない部分ですね。
従来型のマーケティングは、
悪い意味で『顧客第一主義』だったので
時間が経てば経つほど、
売り手と買い手に溝がてきていくので、
まずは「やりたい!」という気持ちが本当にあるか?
ということが大事です。
別にワクワク♪ウキウキ♪
とかは必須ではないのですが。


その上で、
「こんな方の助けになりたい!」
「こんな方をこう幸せにしたい!」

と言った面の『こだわり』が、
商品をさらに良いものにさせ、
そして自分のスタンスと相まって
個性を持った付加価値となりえます。


一人でもお客様がおられるなら、
その方の声をよく聞いて、
「何をしたらもっと、
この方が幸せになるのだろうな〜?」

ということを、
相手の立場とともに理解します。


それをしながら、
世の中や自分のマーケットも俯瞰的に見つつ
独自ぼポシジョンを築いていけると
一番良いですね。



まず、自分の「言葉」で語ってみること。


いろいろとごちゃごちゃ言いましたが(笑)
まずは自分の商品について、
自分自信の言葉で、
説明したり発信してみたり
すると良いと思います。



そうすると、
少なからず反応が得られるので
そこで「どう見えてるの?」
ってことがわかってきます。


その反応をもとに、
市場での価値のつけ方を
探っていっても良いかなと思います。


『価値をつけよう!!』
とイキナリ力むよりも、
まずは自分ってどう理解されてるのかな〜?
っていうのを『知る』ということも、
意外とヒントになりますよ!


その上で、
尖っている部分をさらに尖らせていけば
今までなやったものをやるという
しんどいことをしなくても、
自社(自分)を基軸にしつつ、
消費者目線も取り入れていくことができます。


ってことで2017年、
「売ろう!」と思っても売れにくいので
自分の感性を使って、
自社らしくあることが大事!

ということと、
どんなお客様を幸せにしたいか?
というビジョンをしっかりと描いておくこと。

それを基軸に、
お客様の声を聞きつつ、
独自のポジションを探していくこと。

これらが重要かなという、
私の見立てでした〜!


キーワード的には、
お客様はより自分に正直になっていくので
ごまかしや価値観の押し付けは
聞かなくなってくるよ〜

ということですね。


2月初春のセミナーでは、
そんなこともお伝えしようかな〜
って思います♪
ビジネスもいいスタートを
切って行きましょう〜


とゆーことで、
2017年もよろしくお願いいたします