生きるつもりだったに違いない
足の踏み場もないほど散らかったクローゼットの中を片付けていると、山積みになった服の下からエコバックが出てきた。
エコバックを開けた。
目に飛び込んできたのは、オレンジ色の分厚い手帳。
千恵が愛用していた日めくり式の2008年版「ほぼ日手帳」だった。
6月中旬ごろまで、見覚えのある小さな文字がぎっしりと書き込まれていた。
千恵の命日は、2008年7月11日。
亡くなった後のページにも、友人との約束などが記されていた。
やっぱり、千恵はまだ生きるつもりだったのだ。
胸の高鳴りを抑えながら、さらにページをめくった。
9月11日は、僕の誕生日。
泣けました。
LOFT現る 〜手帳談義〜(2007年11月16日)
遅く寝たのに、4時半くらいから目が冴えて眠れなくて、起きています。
ここ1週間ほど、朝方(4時台)同じ時刻に目が覚めます。
尿が異常なほど近い。
副作用かな?
ところで、
とうとう福岡に、これが来ました。
今まで、なかったのが不思議なくらいですね。
今、ほぼ日イトイ新聞見ていたら、
オープンの昨日は、糸井重里さんも福岡に来て、ほぼ日手帳の袋詰めをされていたそうです。
しらなかったー。
行った人によれば、
すんごい行列ができていたそうです。
知ってても、行かなかったかもー。
(セールとか、オープンだ~とかで並ぶの、大の苦手分野)
糸井さんに会わなくても、ネット注文して、9月には持ってたんだ。
カバーの色は内緒。
来年も元気で過ごせるように、との想いをこめて、
元気が出る色にしました。
でも、12月スタートの手帳だったから、待ち長かった。
ようやく、使えます。
うれしい。
手帳を前に、私が最初にすることは、大事な家族の誕生日を書き込むことです。
なぜなら、3年前に死んだとーさんが、そうしていたからです。
とーさんは、3年前の12月21日に、お別れも言わずに、突然天国に行っちゃいました。
死んだ後、とーさんの持ち物を整理していたら、手帳が出てきました。
もらいものの薄い手帳。
でも、手帳を開けてみたら、翌年の予定はまっさらで、自分が年末に死んじゃうなんて予想外の出来事だったはずなのに、家族全員分の誕生日だけは、きちんと記されていました。
泣けました。
来年の予定がまっさらだったとしても、
大事な人の誕生日だけは、私も手帳に記しておこうと思います。