繊細で立体的な刺繍作品に出会いました。
ステッチイデー48号に掲載されている、すずらんのブローチ。
やさしく揺れる花びらの質感や、ふっくらとした立体感に心を奪われてしまい、「いつか自分でも作ってみたい」と思ったんです。
そんな憧れの作品を手がけているのが、刺繍ユニット「アトリエFil」さん。
今回は、その魅力とともに、話題の技法「スタンプワーク」、そしてすずらんブローチ制作に必要な材料までまとめてご紹介します。
これは、眺めるだけでも幸せになれる刺繍の世界。
スタンプワーク刺繍とは?アトリエFilの魅力
立体的な刺繍表現として注目されている「スタンプワーク」は、布の上に刺すだけの従来の刺繍とは少し違います。
ワイヤーを縫いとめ、その上から刺繍を施し、カットして組み立てることで、まるで本物の花のような立体感を生み出す技法です。
この技法をベースに独自の世界観を確立しているのが「アトリエFil」さん。
2004年に設立され、清 弘子さんと安井 しづえさんの2名で活動されています。
もともと戸塚刺しゅう協会で長年経験を積まれた講師資格を持つお二人が、平面刺繍から一歩進んだ表現を求めて出会ったのが立体刺繍でした。
その後は独学で技法を磨き、数々の著書や展示会で活躍。
作品は「本物の花みたい」「ため息が出るほど美しい」と評価されており、上品でやさしい色使いも人気の理由です。
ユニット名の「Fil(糸)」が表すように、素材選びにもこだわりが感じられます。
初心者向けの書籍も充実していて、「写真付きでわかりやすい」「初めてでも作れそう」といった口コミも多く、立体刺繍に挑戦したい人にとって入り口としても優しい存在です。
すずらんブローチ材料とスタンプワークの始め方
ステッチイデー48号に掲載されている、すずらんのブローチは、スタンプワークの魅力がぎゅっと詰まった作品です。
小さな花びらがふっくらと立ち上がり、繊細なのにしっかり存在感があるのが特徴。
制作に使う主な材料はこちらです。
- 薄地の麻布
- フランス刺繍針
- 地巻ワイヤー25番
- 丸大ビーズ
- ブローチピン
- DMC刺繍糸
さらに、作業をスムーズにするために、ニッパー、刺繍枠、ハサミ、手芸用ボンド、つまようじなども用意しておくと安心です。
スタンプワークは一見難しそうに見えますが、実際は工程ごとに分けて考えると意外とシンプル。
ワイヤーを固定する、刺繍する、カットする、組み立てる。
この流れを丁寧に進めることで、少しずつ立体になっていく過程が楽しめます。
特にすずらんのようなモチーフは、完成したときの達成感が格別。
ひと針ひと針の積み重ねが形になる瞬間は、思わず時間を忘れてしまうほど。
眺めるだけで癒される、自分だけの小さな作品になります。
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DMC刺繍糸やフランス刺繍針、地巻ワイヤーはスタンプワークには欠かせないアイテム。
基本の道具を揃えることで、作品の仕上がりもぐっと美しくなります。
最初はシンプルなキットや材料セットから始めるのもおすすめです。
スタンプワーク刺繍で感じた小さな感動
「こんなに繊細で、こんなに立体的な刺繍があるんだ」と、はじめて見たときの驚きは今でも忘れられません。
アトリエFilさんのすずらんブローチは、ただの手芸作品ではなく、小さな芸術のような存在です。
手間をかけて作るからこそ生まれる美しさと、完成したときの喜び。
その両方を味わえるのがスタンプワークの魅力だと感じました。
少し難しそうに見えても、一歩踏み出してみると、その世界は想像以上にやさしくて楽しいもの。
気づけば夢中になってしまう、そんな刺繍体験が待っています。
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