イラスト:氷堂れん

 

ザカリス王国伯爵家次男(英雄):ジークウェル(20)

ルード国王太子妃(公爵家令嬢):ユフィーナ(17)

 

○あらすじ

伯爵家次男として生まれたジークは、騎士を目指すべく見習いとして公爵家に預けられた。そこで出会ったのはユフィーナという令嬢。仄かな思いを抱きあった二人だったが、隣国に攻め込まれ、劣勢の戦場に出ることになったジーク。別れ際に再びの再会を約束した二人だった。

 

勝利に導いて英雄となって帰ってきたジークだったが、聞かされたのは、戦乱の弱みを突いてルード国からの要求によりユフィーナは王太子に嫁いだという悲劇。

 

ルードに嫁いだユフィーナだったが、その扱いは人質だ。

しかも、王太子は男爵令嬢の寵姫に夢中で、ユフィーナに嫌悪を示し、初夜にも訪れず、顔さえ知らない。

放っておかれたユフィーナの待遇は酷いもので、食事は毒入り、虫入り。部屋の前には動物の死骸のプレゼント。衣服や宝石は寵姫のおさがり。公務には一切連れて行かないという地獄のような生活だった。

 

ところが、劣勢だった戦争は、ジークの活躍によりザカリスの勝利となって終わった。慌てたルード国はユフィーナへの扱いのひどさから訴え出られれば国としての体面を失うと殺害を計画した。

それを察知したユフィーナは、ジークの妹であり優秀な侍女でもあるニナと共に実家に帰ることを決意した。

 

そして、そのことを知ったジークは、ユフィーナを迎えに行くべく命令を受ける。その報酬としてユフィーナ自身をもらい受けるという約束をして。

 

○感想

これ、以前「わたくし、実家に帰らせていただきます!」というタイトルで、しかもイラストも別の人という装丁で発行されていました。ええ、持っています。まさかの二度買いです。

いや、イラストもタイトルも違うとか、間違いを誘発しているとしか思えません。

おまけに、注意書きがないんですよ。ええ、楽天では「実家に帰らせて・・・」の方の取り扱いがないんでそれでかもしれないんですが、hontoの方は取り扱っているにもかかわらず、注意書きがありませんでした。レンタ!の方はあったみたいですが、そっちは見てなかったんだよね。軽く詐欺にあった気分です。

 

まあ、だからといって星が減らしたわけではありません。

ヒーローヒロインが私の好みじゃないってのが一番の理由ですかね。

とにかく、ありえねーの連続。いくら鍛えたからって、貴族の令嬢がそんなに強くなれるとは思えません。なのに下町のごろつきたちを締め上げて「姐さん」とか、どんなチートですか。その侍女も同様です。都合良すぎ。

 

ヒーローは、いくら惚れた弱みと言えど、尻に敷かれすぎです。

まったくカッコよくない。

二人とも貴族だと言うけれど、まったくそんな印象が持てなかった。蛮族の貴族っていうならわかるんだけどね。

これ、ロマンス小説じゃないよね?

まんま、なろうの恋愛小説。ざまあ要素が強すぎて、好感が持てなかった。

 

有名どころさんに描いてもらった表紙なんだろうけど、あえて言わせてもらうが、以前のイラストの方が内容にあっていた。普通のロマンス小説に見えてしまう。

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