「部下に褒めるとこがない・・・」と嘆くリーダーへ

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vol.152

ごきげんいかがですか

広島で
孫の代まで豊かになる
資産作りと相続を提案する

ナウこと今井絵美です

ナウは，広島商工会議所

「女性経営塾」

に所属をし，幹事をして
おります。

今日は女性経営塾の
勉強会。

講師はこの方、

加藤南美さん（２４）

美しい方でした

職業は美容関係

ではありませんよ。

なんと２1歳という若さで

カンボジア支援のNGO

を立ち上げた方。

そして現在は、

カンボジアの女性の自立

にフォーカスした

「Natural　Value」

を運営しています。

若干２４歳という若さで、

私なら

目も耳も覆いたくなるような

すぐに逃げ出したくなるような

カンボジアの惨状を
たくさん見てきている加藤さん。

問題から目をそらさずに
真正面から向き合って

「援助」

ではなくてあくまで

「自立」

にこだわっています。

言葉にするのは簡単ですが
そこには

大きな

「価値観の壁」

があるそうです。

まず、

「働く」の価値観。

カンボジアの現地語
クメール語で、

「働く」を意味するスラング

「カーロッシー」

直訳すると

「喰うために働く」

だそうです。

これは逆をいうと

「今日食べるものがあるなら
　働かない

」

につながります。

次に、

「お金」の価値観。

あるお金は
　

すぐに使う

すべてモノに変える

という価値観があり、

未来に備えて貯蓄する
という考えは全くないとのこと。

この価値観の違いが
大きく立ちはだかります。

加藤さんは現地の方の
手の器用さに着目し、

現地の方がつくった
サンダルを販売してくれる
協力企業を見つけました。

つまり

働けば
収入をえられる仕組み
を作ったのです。

幼い子をもつ母のために
託児所も併設しました。

しかし・・・

時間になっても出勤しない

出勤しても途中で帰る

不平不満を言う

給料の前借をして逃げる

など、
働く人の問題が
山積みでした。

そんな中で加藤さんは
何をしたと思いますか

「一人１日ひとつ
　かならず褒める」

これを１年間続けたそうです。

ありふれた方法だと
思いましたか

「褒めて伸ばすね、知ってる」

と思いましたか

「正直、
　褒めるところなんて
　なかったんです。」

と加藤さん。

「でも、気づいたんです。」

褒められるような行動を
させてないのは
リーダーの責任。

私が褒めるチャンスを
与えていない。

「褒めるところがない」のは
リーダーである自分が
無能なせいだ。

それから彼女は変わりました。

たとえ時間に遅れても
仕事にきてくれた女性には

「今日も来てくれて
　ありがとう」

といい続けました。

仕事に来てくれない方は

迎えにいきました。

そこまでして仕事の機会を
与えた上で、

「すごいやん、できるやん！」

と声をかけ続けました。

１年後、
何が起こったと思いますか

時間になっても出勤しなかった
女性たちが、

始業の１時間前にきて、
作業場をピカピカに掃除し始めた
そうです。

自分たちのつくる
サンダルが、日本のとても
きれいなショップで
売られていることを知り、

「作業する場所も
　きれいにしなくては」

と自主的に行動するように
なったそうです。

日本のリーダーのみなさん