“不妊とは時間との闘いである”。
学生時代、勉強会で聴いたドクターの言葉。
不妊治療を引き受けるというのは、
だから、とても重たいことだと思ってる。
幸運なことに今年、
長く定期的に来院されている妊娠希望の患者さんの多くが妊娠。
患者さんの頑張りがあったからこそ。なのだけど、
私にとっても、ものすごく実りある経験。
どれくらいの期間で、
どんな過程で身体が変化するのか、
どんな状態になったとき結果につながるのか、
その輪郭がハッキリとしてきたから。
私は1回や2回の治療で妊娠につなげることはできないけど、
だけど確実に、卒業の日を迎えてる。
2度、年を越す患者さんがいなかったことは、
密かな私の自慢です。
妊娠だけじゃなく、すべての症状で。なのだけど、
『治るイメージ』をつかむのは、経験だけ。
最終的に治療した人数と回数。だと思うのです。
今年は本当にその機会に恵まれました。
もちろん、命に関わることがそれほど単純なわけではなく、
これからも100%確実に結果を出す、なんてことは云えない。
今のイメージなんてあっさり、打ち砕かれる日もあるかもしれない。
そしたら積み重ねてきた経験を糧に、また新しいイメージを創ればいい。
妊娠しないかも…ってプレッシャーだけじゃなくて、
その先には無事生まれるかなって不安があることを知ったのも、
大きいかもしれません。
10ヵ月って長いんですね。
日に日に大きくなるお腹をみてて、そんなことも思うので。
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