生稲晃子さんの講演を拝聴してきました! | 38歳2児の父、まさかの中咽頭がんステージ4体験記! 〜がんチャレンジャーとしての日々〜

38歳2児の父、まさかの中咽頭がんステージ4体験記! 〜がんチャレンジャーとしての日々〜

まさかのガン宣告。38歳の働き盛りの父親としてこれからまだ数十年、当然健康体で生きていくだろうと漠然と考えていた自分の未来予想図が、一瞬で崩れ去った瞬間でした。その日からの出来事をできるだけ前向きに語っていきます。

こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。

今年2月に自著を出版したのですが、制作時に、「なんとか一人でも多くの方に手にとっていただける方法はないものか……」と試行錯誤を重ねているとき、ふと思い立ったのが、女優であり、現在はがん対策推進企業アクション(※)アドバイザリーボードメンバーでもいらっしゃる生稲晃子さんから帯の推薦文を頂戴することでした。

※国民のがん検診率向上などを推進する国家プロジェクト

政府の「働き方改革実現会議」の民間議員も務められる生稲さんは、がん患者の仕事の両立をめぐり、主治医、会社、産業医・心理カウンセラーによる「トライアングル型」サポートの重要性を踏まえて「両立支援コーディネーター」を提言されたことからもお分かりの通り、国のがん対策において大変ご尽力されている方です。

僕自身、昨年、がん対策推進企業アクションより「認定講師」に選出いただき、いつかご一緒できたらいいな〜と思いつつ、直接ご挨拶を差し上げるより前に、推薦文のお願いをさせていただいたという厚かましい経緯があります(笑)。

今回は偶然にも、生稲さんが当アクション主催のセミナーに登壇されると聞きつけ、無理を承知でお会いしに行ってきました。

さまざまな場で登壇されているとは伺っていましたが、がん罹患時の辛さや不安、そして、生きていることへの感謝が言葉の端々から伝わってきて、今後の自分自身の登壇の際の大きな学びになりました。(僕は感情表現がやたらと下手なので……)

また、芸能人ゆえに、「治療中は周囲にがんのことを伝えられなかった」という心苦しさも痛いほど伝わってきて、ブログやSNSでがん宣告時からオープンにできた自分はなんと恵まれていたんだろうと再認識。

講演後は、お疲れのところ、ゆっくり時間をとってお話&写真撮影をさせていただくことができました。



▼生稲さんのご著書、『右胸にありがとう そして さようなら 5度の手術と乳房再建1800日』(生稲晃子著、光文社刊)にサインもいただきました!

また、私の本『青臭さのすすめ』に対して、「同じ子どもを持つ親として、心境とてもよく伝わってきました」と、推薦文のみならず、有り難くも読後感想までいただきました。

ちなみに、生稲さんの『右胸にありがとう そして さようなら 5度の手術と乳房再建1800日』の中で、特に僕の中で印象に残っているのは以下のくだりです。

・私は心理カウンセラー、メンタルトレーナーの資格を持っていて、「1人でもいいから、悩みや怒りを吐き出せる人を見つけたほうがいいですよ」というアドバイスをよくする。
実際に、隠し事をすることはストレスになり、いちばん体によくない。そこに結論は出なくてもいい、排泄してしまうことがとても大切なのだ。

・覚悟を決めなくては。泣きたいけれど、覚悟を決めなくては。死ぬのではない。生きるためにするのだ。感謝しなければ。

・私は、いつもどちらかというと、「その他大勢」のほうに入る人間だった気がする。決して稀な確率で選ばれるような人間ではない。
おニャン子時代だって、特別目立つ存在ではなかった。それなのに、病気という選ばれたくないことでは特別に選ばれてしまったのだ。
なぜだろう。私はいつまでも自問自答しながら、遠い記憶にも思いを馳せていた。

・ファンのみなさんとの交流も最近ずいぶん復活できているし、昔の、途切れていた友達から連絡が来たりも。こういうことがあると、皮肉にも憎い敵に感謝してしまうのである。人生の後半戦のレールを敷いてくれたような出来事でもあったのだと、いまは思っている。

・幸運にも発信する立場に身を置いているのだから、神様から与えられた「使命」であると考え、暗く悲しい夢のなかにある人に、少しでも笑顔を運んであげられたらと思っている。
私にはみなさんがいてくれる。みなさんには私がついている。


まだ読んでいらっしゃらない方は、ぜひこれを機にご一読くださいませ。

生稲さん、この度は、貴重な学びと優しいお言葉を本当にありがとうございました。

そして、がん対策推進企業アクション事務局の皆様と関係者の皆様、今回はさまざまな計らいをいただき、ありがとうございました。

引き続き、認定講師として、がん検診率向上に微力ながら役立てるよう、研鑽してまいります!

【追伸】
本日、3ヶ月に一度の経過観察の結果を聞きに行き、今回も問題なしでした。
ご心配いただいていた皆様、いつもありがとうございます。

(了)