こんにちは、花木裕介です。

早速ですが、「杖おやじ」をご存知でしょうか。

治療中、僕のブログに度々コメントをくれていた勤務先の先輩です。

ご自身も病気で長期入院していた経験をお持ちで、僕の辛い状況を我が事のように共感してくださっていました。

そんな杖おやじ(親しみを込め、あえて敬称略とします)と、昨日ついに約束を果たすことができました。

僕が無事に職場復帰した後、彼の馴染みの浅草にあるふぐ料理店「魚昇」で、一緒にふぐをたらふくいただくという約束でした。

テレビ番組「出没!アド街っク天国 」でランク入りするほどの名店で、もう一人の賛同者Mさんを含めて男3人で、ふぐ刺しからふぐの唐揚げ、ふぐちりまでコースを堪能させていただきました。




杖おやじから頻繁にコメントをいただいたのは、僕がちょうど放射線治療を受けていて、痛みで食事が喉を通らなくなったときからです。

そんなときに、「元気になってふぐを一緒に食べましょう!」と、それこそ何度も何度も声をかけてくれました。

そんな当時の状況を思い出しながら、約半年の期間を経ていただいたふぐの味は掛け値なしに最高でした(僕は食レポが苦手なので、ありふれた言い回しですが…)。

そして、待っていてくれる仲間がいたという自分の境遇を、改めて有り難いと感じることができました。

先日も書いた通り、病気になったことでさまざまな苦痛がありますが、それだけに、人の優しさがこれまで以上に染み渡ってくるようにもなりました。

人生悪いことばかりじゃないですね。

杖おやじことSさん、本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願いします!

(了)