金銅仏阿弥陀如来立像 | 古美術花地蔵日記 / アート・骨董品

古美術花地蔵日記 / アート・骨董品

古美術、芸術全般、日々気になること。

古美術 花地蔵

TEL 025-526-8910
メール info@hanajizou.com
サイト https://hanajizou.com
〒943-0831 新潟県上越市仲町1-4-12
アーク高田仲町503

福嶋武久

 

平安の名残が残る鎌倉時代前期の金銅仏阿弥陀如来立像です。
長い年月を経て時代の痕跡をその身に纏い、その姿は、まさに「うぶい」という言葉がふさわしい古雅な佇まいをしています。
部分的に顔を覗かせる赤銅と鍍金が、この像が赤銅に鍍金を施した金銅仏であることを伝えています。
その衣文は浅く流麗で、軽やかに流れ、穏やかな表情からは平安後期の仏像の特徴が垣間見えます。
静寂の中に佇むその姿には、優美さと品格が漂っています。
見つめていると、心の奥底にじんわりと温かい感情が育まれていくかのような、まさに人々を癒やし、安らぎを与えてくれる仏像です。
微かに浮かべた優しい笑みが、見る者の心をそっと和ませてくれるでしょう。
(矢印Aの部分に鍍金が現れています。)

花地蔵のサイトとfufufufuのサイトに掲載中ですので詳細をご覧ください。

https://hanajizou.com