埼玉の岩槻。初めて来ました。

岩槻市かと思ったら、さいたま市岩槻区でした。ちょっとお散歩していきます。

 

岩槻駅からしばらく歩くと、岩槻人形博物館に着きました。

2020年開館、新しい博物館でした。

岩槻の人形づくりは昔からの伝統産業。日光御成街道沿いにあり、東照宮造営の職人が住み着いたとか言われているようです。

 

江戸時代の人形などのコレクション、お雛様(享保雛)。

 

これは珍しかったです。ギヤマンのミニチュアグラス。

お雛様と一緒に、小さなお膳にお椀や盃を飾ったりしますが、同様に江戸時代、流行の最先端のギヤマングラスをミニチュアにして飾ったらしい。

 

昔ながらの人形のつくり方。

工程順に説明し、展示してあります。

お人形の頭部の原材料が何か、なんて考えてみたこともなかったです…桐の粉を糊で固めたものが原料でした。そこに目玉を貼って、胡粉を塗り重ねていく。

 

博物館から外に出たイベントスペースでは、ちょうど、職人さんの実演中でした。

 

もう少し、岩槻の町を歩きます。

御成街道が通っていたため、昔からのものがあちこちに残っているようです。

観光スポットとしては全く地味ですが…

 

時の鐘。時の鐘は、川越だけじゃなかった!

 

古い蔵も残っています。

岩槻城があった、岩槻城址公園でお昼ご飯を食べました。

 

岩槻をプチお散歩してから、大宮公園へ。大宮盆栽村へと向かいます。

 

大宮公園~土呂駅の間には、盆栽を扱う店がたくさんあって「大宮盆栽村」を形成しています。さらに今日は、盆栽まつりを開催中です。

大宮公園の駅を降りると、もうかなりの人通り。

沿道のお店は「盆栽ランチ」とか看板を出してます。

 

大宮公園駅から北へ少し歩くと、盆栽村に入りました!

さっそく、たくさんの店が出ています。

海外での人気を表すように、外国人観光客の姿も目立ちます。

 

盆栽(樹)そのものだけじゃなくって、鉢を売っているお店も多いです。

さらに樹と一緒に飾る、ミニチュアの垣根とか燈籠とかのお店もありました。

箱庭づくりみたいです。

 

歩き回ってたら、「ぼんさいくん」に遭遇しました。

名前も姿も、なんの「ひねり」もない、直球勝負のマスコット。

あ、いちおう動物の「サイ」なのか。

 

お祭りで賑わう盆栽村の先に、大宮盆栽博物館がありました。

屋内展示(撮影禁止)は、様々な見事な盆栽の展示でした。

(見る目はないけど、すごいな~とは思う。)

鉢や苔との調和も大事なポイントです。

 

屋外にも、展示が続きます。

 

推定樹齢200年(の、何の樹だ?)。

すごい、どうやってそんな昔からあることがわかるんだろう?

よほど代々、大切に育てて管理されてきたんだろうな~って思ってたら。

 

こっちは推定樹齢350年の松。もっと古い!

年月を経た樹の幹は、半分枯れて白くなった部分と、生きている部分が混ざった状態で、そこがまた見どころなんだそうです。

 

歩いていくと、さらにもっと古い樹が出てきます。

こちらは推定樹齢800年!の真柏。

800年前っていったら、鎌倉時代初期です…そんな昔から、君はこの小さな鉢の中で生き続けててきたのか。

水をやり、剪定し、世話をしてもらわないと生きていけない盆栽ですから、延々とたくさんの人が世代を超え、関わり続けてきたことになります。気の遠くなるような話。

この樹には「寿雲」という名前がつけられていました。

 

盆栽四季の家」というエリアでは、お琴の演奏もしていました。

なにかと面白かった盆栽村、盆栽まつり。

盆栽村、今日はお祭りでしたが、ふだんはどんな雰囲気なのかなー。

 

大宮公園駅の南側へ出ます。

大宮公園。木々に包まれた池のほとりで、ちょっと休憩。

 

氷川神社へと行ってみました。

 

武蔵の国、一之宮です。

 

歴史ある神社だけあって、こんもりと大きな樹々がいっぱいでした。

でもあの「寿雲」のように、800年経ってる樹は、なかなかないんじゃないかなー。