近場のお散歩。

明治神宮。北参道を通って、本殿の北の方にまわると、とたんに静かになりました。

こんな場所があるなんて、知らなかった。池があって

 

広大な芝生広場。拝殿前の人混みが嘘のようです。

 

広場に隣接して、宝物殿。

 

一度本殿の前に戻って、今度は有料エリアの「御苑」に入りました。

井伊家の下屋敷だった場所ということです。

隔雲亭。

 

こちらにも、木々につつまれた小さな池がありました。

 

すでにツツジが終わり、もう花菖蒲。

池や菖蒲田の水源となっているのは、「清正井」と呼ばれる湧水でした。

 

参道脇のレストランでランチを食べてから、お隣の代々木公園もお散歩。

 

まだ時間に余裕があるので、前から行ってみたかった場所へ。

鶴見線支線。

鶴見駅から海のほうへ、フォークのよう伸びる支線3本。

 

調べてみると、3本のうち2本は行けそうです。

といっても…鶴見駅での乗り換え、待ち時間が1時間!!

立派なローカル線です。

 

街中なので、時間つぶすには困らないんだけど。

いったん駅を出て、カフェでお茶してから、鶴見駅に戻ります。

支線のホームは、終着駅らしい凹型でした。

 

まずは、3本のうちいちばん西、海芝浦行に乗りました。

途中まではマンションが立ち並ぶ街で、乗り降りもそれなりにあります。

埋め立て地帯に出ると工場が目立つようになり、運河の脇の新芝浦駅。

 

新芝浦から運河ぞいを走って、次の駅が終点「海芝浦」。

ホームを降りると、ホームの直下が海。

ホームから釣りが出来ます。(たぶん、しちゃいけない)

ここ、海にいちばん近い駅なんじゃないかな?

信越線の青海川よりもさらに海に近いはず。海岸の姿はまるで違うけど。

 

ホームの前の運河の向こうには、鶴見つばさ橋。

 

いろんな工場群が目の前に見えます。夜景も楽しそう。

東向きなので、お正月の初日の出もここから見られるそうです。

 

「関東の駅100選」にも選ばれているそうです。レアだもんね。

 

ここは、一般客が降りることができない駅として有名。

改札の向こうは東芝の工場。御用のない方は入場できません。

休日の午後、この駅で降りるのは、すべて乗り鉄。

 

ホームから1歩も出られないなら、清算はどうするの?のと思っていたら、工場の改札とは別に、もう一つ、Suicaのダッチパネルがある出口がありました。

タッチして出ると、小さな小さな公園。

 

海とフェンスに囲まれて、他にどこにも行けない珍しい公園をお散歩して、またタッチして駅に入場します。

 

滞在14分。折り返しの鶴見行き列車に乗ります。

当然ながら、さっき降りた乗り鉄メンバー全員が、同じ列車で戻ります(笑)。

 

帰りは鶴見まで戻らず、支線の分岐点、浅野駅で降りました。

レトロな感じの無人駅。

 

改札の外は、工場や物流倉庫が建ち並んでいます。

 

浅野駅では、鶴見から扇町へ行く線路(左)と、海芝浦へ別れる線路(右)がY字型に分岐しています。

右のホームから左のホームへと移り、鶴見からやってきた扇町行き列車に乗り換え。

 

路線図を見ると、鶴見→扇町の路線は、途中の浜川崎駅で南武線とも接続しています。

その浜川崎駅を通りましたが、鶴見線ホームと南武線ホームとは道路を隔てて、全く別の駅舎でした。

 

浜川崎駅を経て、3本の支線のうちいちばん東、扇町駅に到着。

 

ホームからの風景。海はちょっと先で見えません。

 

扇町駅は、改札からふつうに外に出ることができます。

出ると、工場や事務所、古びた建物が並ぶ町でした。

夕方ということもあり、勤務を終えた人々がパラパラと駅にやってきます。

 

鶴見線としては扇町駅で終点ですが、線路はまだ先へと伸びていってました。

 

ちょっとだけ扇町駅周辺をお散歩して、折り返しの列車に乗るため、駅に戻ります。

 

ホームでは…ネコちゃんがくつろいでいました。

人が横を通っても、ぜんぜん気にする様子なし!

この駅を使う人は限られているため、ネコちゃんも人も、互いに干渉しないのかな。

 

折り返しの列車で再び鶴見に戻り、本日の鶴見線支線の旅は終了。

支線3本のうち2本行けましたが、真ん中の「大川駅」のみ、残りました。

 

今回調べて初めて知ったのですが、大川駅へ行く列車は、平日でも

朝7~8時台に4本 / 夕17~20時台に5本

休日に至っては、朝2本、夕方1本のみ。

まさに「都会の秘境駅」。

 

もしチャレンジするとしたら、平日。日のながい季節がいいですね。

鶴見17:13→大川17:26 

折り返して、大川17:29→鶴見17:42

あるいは 大川18:03→鶴見18:16 とかかなあ。

 

「乗る」のではなく「大川駅に行く」だけなら、手前の駅から運河をこえて歩いて行けば、そんなに遠くないので、片道歩きでもいいかな?

 

……などと考えているのが面白かった、鶴見線支線でした。