夜、福岡空港に到着。中洲川端の変なホテル泊。

奈良の変なホテルのフロントは恐竜の映像でしたが、こちらはリアルでした。

 

中洲とか川端とか、福岡の地名は少しずつ覚えますが、夜泊まるだけで街の様子はよくわかりません。

次の日も朝早くに、博多駅へ。

 

博多から特急「みどり」の指定席を取っていました。

 

が、切符に指定された車両に行くと、「みどり」じゃなくって、オレンジ色??

「みどり」じゃなくて「ハウステンボス」の車両のほうでした。

「みどり」と「ハウステンボス」は途中までは連結して走っていくので、こうなったらしい。

 

相変わらずおしゃれで芸が細かいJR九州の特急です。

7:28発。

博多~(鹿児島本線)~鳥栖~(長崎本線)~吉野ヶ里間は、初めて乗ります。

市街地を抜けて、二日市あたり。向こうが大宰府。

 

吉野ヶ里あたり。

前、初夏に来たときに歩いた一面の田んぼは、今は麦畑(?)でした。

 

吉野ヶ里遺跡。

 

佐賀駅をすぎ、バルーンフェスタをやる嘉瀬川を越えて

 

前に来た時には「肥前山口」だったのが今は名前を変えた「江北」駅をすぎると…

あら??

 

麦畑や町を見下ろして、プカリプカリと浮かぶバルーン。

バルーンは嘉瀬川だけじゃないんだ。

佐賀では、気球が空に浮かんでるのって日常の眺め?

休日に映画を見にいったり、釣りに行ったりするように、気球に乗りにいくとか。

 

ネコ耳のような山が見えてくると、武雄温泉。

駅に、長崎新幹線は、いませんでした。

 

武雄温泉駅を過ぎて、山を越えると、いよいよ有田の町へ。

前に来た時には上有田で降りて自転車でウロウロした、有田の町を、今度は列車の上から見ます。

山に見覚えのある、深川製磁の看板。

 

陶山神社の入口。

境内に続く階段にあった踏切を通り過ぎます。

(参考画像。↓この踏切です)

 

製磁工場のレンガえんとつ。

 

1時間半乗って、9時前に有田駅に到着。

 

ここで、松浦鉄道・伊万里行に乗り換えます。前にも乗ったので2回目。

乗り換え時間は4分しかありませんが、ホームを移動するだけなので、余裕でした。

 

車内では沿線の解説が、かなり細かくアナウンスされます。

蔵宿駅。大正時代からの、古い駅舎らしいです。

 

伊万里川が広くなると、もうすぐ伊万里駅。

 

25分ほどで伊万里駅到着。

この先、伊万里からさらに平戸まで、松浦鉄道に乗っていく予定ですが、乗り換え時間が40分以上あるので、いったん降ります。

伊万里駅は、路線図上では途中駅ですが、ホームは櫛形の終着駅。

ここで全列車が終点となり、向きをかえて発車していきます。

 

伊万里の駅周辺を少しお散歩しました。

(前に伊万里駅に来たときには、JR筑肥線との乗り換えの間にタクシーで大川内山へ向かったので、伊万里の町はぜんぜん歩いてない。)

 

駅前の交差点。

 

伊万里川へ向かって少し歩くと、陶器商家資料館。

江戸時代から残る、陶器商家。

すぐ先は、伊万里川。昔はこういった商家がここに建ち並び、有田や大川内山から運ばれてきた製品を集約、世界へ向けて出荷していたわけです。

 

伊万里川にかかる、相生橋。

欄干の像は、酒樽に乗って踊るオランダ人。

酒樽には蛇口もついて、こういった製品も輸出していたのでしょう。

 

橋のたもとの佐賀銀行の正面にあったからくり時計。

伊万里津の往年の様子が描かれていました。

 

モデルは大正時代のこの写真かも。ずらりと倉庫が並んでいます。

 

相生橋の真ん中には、古伊万里の豪華な燭台。

 

渡り切ったところには、大型の壺。ザ・古伊万里。

 

反対側の欄干にはオウム。

相生橋、渡るだけでいろいろフォトスポットがありました。

 

陶板がはめられた河岸を歩いて、ひとつ上流の橋へ。

延命橋。こちらは、唐子が乗っています。

 

延命橋の上から、伊万里川の上流の方角を見ています。

樹が茂っている丘の上は、伊万里城址。(残念ながらそこまでは行けませんでした)。

 

延命橋を渡り終わったところにも唐子像。

瓢鯰図、瓢箪で鯰を抑えつけているところ。

でもただの唐子ではなくって、中国の仙人なんだそうです。

 

伊万里川に沿って、古い街道が伸びています。

 

江戸時代からの雰囲気が、少しだけ残ってます。

 

お店はまだ開いていませんが、ウインドウは楽しめます。

 

散策を終えて、伊万里駅に戻ってきました。

さっき唐津から乗ってきた同じ車両が今度は「佐世保行」に。また乗り込みます。

松浦鉄道の伊万里から佐世保までは、初めて乗ります。

(でも正確には、昔々、国鉄時代に福岡から平戸まで、一度乗ったことあり。伊万里も通った覚えがかすかにあります。)

 

10:07 伊万里駅を出発。すぐ、有田からの路線(青い鉄橋のほう)と分岐。

ここから、北松浦半島の沿岸を走っていきます。

 

楠久駅。「伊万里焼の積み出し港」と書いてあります。

でも、このあたりは今は埋め立てられて工業地帯となっており、海は見えません。

海の反対側は、この写真の通り、田園地帯。

 

もう少し進むと、海が見えてきました。

 

北松浦半島も、複雑な海岸線です。長崎県ってみんなこんな海岸だ…

海が見えたかと思うと、高台の丘の森の中を通ったり。

このあたりが長崎との県境。

 

鷹島口という駅を過ぎて。向こうのほうが鷹島っていう島みたいです。

島もいっぱいあります。

 

1両だけのディーゼル気動車の中に、沿線の観光パンフレットなど置いてあったのですが、こんなものも。

松浦の町は「アジフライの聖地」として町おこしをしている様子。

タイ焼きやスイーツまでも、アジフライ型で売られているそうで。

 

そんな松浦駅に到着。行き違いのため、少々停車。

 

ありました、「アジフライの聖地」の表示。

残念ながら降りてアジフライをいただく余裕はありません。

 

松浦駅を過ぎると、火力発電所があって「松浦発電支所前」という駅。

もうすぐ平戸です。