大塚国際美術館で、たくさん見て歩いて見て歩いて、ヘトヘトになりました。
車で再び大鳴門橋を渡り、徳島県を後に。
淡路島に帰ってきて、高速道路で一気に島を北上します。
島の北端ちかく、「淡路夢舞台」は、ふだんは18時閉園なのだけど、どうやらこの日、特別展をやってるらしく、21時閉園という情報が。
ちょっと時間もあるし、寄り道してみることにしました。
(このエリアって、前にも一度来たことがあるのですが
「淡路海峡公園」は国立(有料)。
隣接する「淡路夢舞台」は県立公園(無料)。
「淡路夢舞台」の中にある温室が「あわじグリーン館」(有料)。
…ややこしいです。)
「淡路夢舞台」の地下駐車場に車を入れて、地上に出てきました。
いきなりモニュメントぽい。
連絡通路から見た、隣の「淡路海峡公園」。もう5時過ぎて入れません。また行きたいなあ。
でも、こちら「淡路夢舞台」も、けっこう広い公園です。
高い丘に登ると、ここからも、海を隔てて大阪、和歌山方面が見えました。
これから暗くなったら、向こうの灯りがきれいなんじゃないかな。
百段階段(花壇)。まだ花盛りにはちょっと早いです。
あわじグリーン館(温室)にやってきました。
今回、ここでやっていた特別展 あわじオーキッドフェスティバル 。
「特別展やってる」ということしか知らずに来て、蘭に特に興味があるわけでもなく。
とりあえず入り口まで行ってみたら、入場料がなんと1800円!
…入るのやめようかな?どうしようかな?と迷いました。
が、ここまで来たから、見ていくか…ということに。
温室の中は、しっとりと暖かくて快適。
見事な胡蝶蘭。
「買ったらものすごく高そう」なんて思いながら、歩きはじめました。
ポインセチアの白。白もきれい。
大温室に出ると、夕闇の中に、ライトアップされた花々が浮かび上がり、幻想的な世界。
ほとんど、だ~れもいません。
(背後にザ~ッと聞こえるのは、水の流れ落ちる音です)
ベンチにもたれて、ボ~っと身体を休めます。
「いったい今、どこにいるんだろ…?」という気分になってきました。
蘭のことはよくわからないけど、このライトアップされた温室は素晴らしかったです。
1800円、回収できました。
温室を出ると、外は外できれいでした。
すっかり夜になって、お腹も空いてきました。
淡路島を出て、ライトアップされた明石海峡大橋を渡りました。
明石海峡大橋は、ほんのちょっと前に、さらに長いのがトルコに完成するまでは、世界最長だった吊り橋。大鳴門橋も大きかったけどなー。もっと長い。
明石海峡大橋には、鉄道を通すスペースは設計されていないということです(てことは、大鳴門橋に鉄道が通ることも、なさそうですね…)。
今夜は、その明石海峡大橋のすぐたもとのホテル泊。(シーサイドホテル舞子ビラ)
お部屋からも橋が見えます♪
橋を眺めながら晩ごはん(「神戸の洋食弁当」を、またお部屋で)。
なんと、またサラダにサツマイモの輪切りにしたのが入ってました。
関西では、レタスのサラダにサツマイモ入れるのは定番なのかしら?
夜も窓辺に布団を敷いて、明石海峡大橋を見ながら眠りました。
(夜遅くにはライトアップは消えていました)
朝の明石海峡大橋。
静かな海です。
橋の下に公園があり、洋館が移築されていました。
奥が、孫文の滞在していた家。手前は武藤山治邸。
晴れてたら、お散歩に出たいところですが、あいにくの雨。
チェックアウトして、車で、すぐ近くにある五色塚古墳に寄ってみました。
周囲の道路が狭くて車は停められず(9時前で駐車場は開いてない)。
車窓見学です。
五色塚古墳は、前に電車で明石まで来た時に、車窓から見て「これは何だ!?」とビックリした思い出があります。
瀬戸内海を船でやってくる来訪者からよく見えるここに、大古墳を造ったのは当然といえば当然ですね。それにしても大きいわ…
このあたりは、とにかく平地がない。海から北へ向かうとすぐに急坂。
道も狭くて、そこに路線バスが走っていたりして、人や車の往来も多くて、走っていて気を使いました。
さて、今日は車で明石を出て、兵庫県小野市にある「浄土寺」に行って、最後に姫路城を見て帰る予定です。
ところが、阪神間の複雑な高速道路網の中で、カーナビの案内に混乱し、迷ってしまいました。
明石から西へ向かうはずだったのが、30分後には何故か、明石の東、須磨にいたという(涙)
もう、須磨観光にしてしまおうか?と思ったくらいです。
須磨のコンビニで休憩して気を取り直し、もう一度高速に乗って、、、やっぱりよくわからん。
Google Mapとカーナビが違うこと言うし、車の中にいろんな声が飛び交ってカオス。
危ないんだけど笑えてきました。
気がついたら海を離れてトンネルの多い山の中、山陽自動車道にいました。
三木ICって所で降りて、交通量の多いバイパスを走って…、
なんだかんだと道草を食らいましたが、なんとか兵庫県小野市、浄土寺に到着。
ずっと車の流れの中にいたけれど、駐車場に車を停めて降りると、静かな田園風景に包まれました。
浄土寺の開山は重源上人。戦禍に襲われた東大寺の再建のために、阿弥陀三尊像と、それを納める阿弥陀堂とが、最初から一緒に計画されて造られました。
現在、建物・三尊像の両方が、国宝となっています。
貫、挿肘木を多用する大仏様建築。
堂内は、撮影禁止。
阿弥陀三尊像以外、一切の荘厳がなく、ここの阿弥陀様はミニマリストみたいです。
入口に係の方がお一人座っているだけ。お昼の12時~1時は参拝できないのも、受付が一人だけではお昼休みが必要なためでしょう。
ここは、天井がなくて構造が顕れています。そのぶん、高さがあり、そこに金色の阿弥陀三尊像がすっくと立っています。
西日のさす時間帯に来ると、光が当たって阿弥陀様が来迎するのかという荘厳な光景が現れる…ということですが、今は雨の午前中。
ひんやり、ひっそりしていました。
でも、ゆっくりと拝観することができました。
境内は、真ん中に池があり、池の四方にそれぞれお堂があるという、珍しいほど整然とした伽藍配置。
阿弥陀堂は、もちろん、池の西側です。
北側には、八幡神社。
東側には、薬師堂。
東北から見たところ。向こうに阿弥陀堂。南には、経堂など小さめの建物がありました。
浄土寺は、車がないと、なかなか来にくい場所かと思います。
来てよかったです。道に迷いながら、はるばる来た甲斐がありました。
浄土寺を出て、姫路へと向かいました。
今度は迷わなかったけど、姫路城のそばにきて渋滞。
お城のそばの駐車場に入れて、公園を歩いて、姫路城の正面まで来ました。
もうすぐ桜が咲いたら、また素晴らしいでしょうね。
はい、ここで時間切れ。姫路城は、門から見ただけ。
姫路城は大きくて。やっぱり、時間を気にしながら来るところじゃないなと思いました。
こんどまたゆっくりと、来ることが出来たらいいなと思います。(しばらく後に実現した)
お昼ごろレンタカーを返して、急いで姫路駅へと向かいました。