とても久々の、都内美術館めぐり。

根津美術館に来ました。

企画展は「鈴木其一 夏秋渓流図屏風」

 

「夏秋渓流図屏風」が、今回重要文化財に指定されたことを記念しての展覧会。

この屏風、「奇妙な絵」という話でしたが、実際に見てみると確かに。

今の時代のものかと思えてきます。

 

酒井抱一の「夏秋草図屏風」も展示されていて「お~こんなところで見られた♪」とちょっと驚きました。

所蔵されているのはトーハクなので、たぶんそちらで見たことはあったのですが。

 

庭園。

紅葉シーズンも終わりかけだし、雨の日だし……と思ったのですが、まだまだ見事でした。

いつ来ても、静かで、山の中に来たみたいです。

 

根津美術館、隈研吾さんの建築だということを、初めて知りました(今までは見ても頭に入ってなかったかも)。

何となくこのアプローチ、銀閣寺を思い起こすのですよね~。

 

 

もう少し時間があったので、新宿に移動。

ビルの上のほうから1階に移転して、名前もシンプルになった、SOMPO美術館。

移転してから初めて来ました。

こちらは、川瀬巴水の展覧会をやっています。

 

「川瀬巴水 旅と郷愁の風景」

 

かなり包括的にたくさん展示してあり、一部撮影可能。

雪の清水寺。

 

「詩情」という言葉がピッタリで、壁に飾るにはすごく適する版画の数々。

川瀬巴水は全国を旅して歩いて、その土地土地の風景画を多く残しているので、「ここ行ったー」やら「昔はこんな風景だったんだ?」とかと思いながら見る楽しさがあります。

 

増上寺の雪。

 

平泉中尊寺金色堂へと向かう、川瀬巴水の生涯最後の作品。

 

展示の最後。

お茶漬けをたくさん食べたあとに、ステーキが現われた!ようなゴッホでした。