2020.3

 

新型コロナの影響で、東京国立博物館はじめ、美術館博物館も多くのところが閉館中。

図書館も開いていないし、オープン戦もトップリーグもないし…。

 

でも開いている場所がありました。本当にありがたい。

早稲田の駅で降りて、大学の構内を抜けていきます。

 

大隈講堂に桜の図。ふだんなら、学生でにぎわっているはずです…

 

大隈講堂のそばにある、日本庭園。残念ながら入れず。

 

神田川を北へと渡ります。

 

目の前に、神田川の河岸段丘がそびえています。

階段の右手は椿山荘の庭園。左手は何だろ?と思って登っていきました。

(このあと、左手に何があるのか、わかりました!)

 

階段を登り切って左側、永青文庫に到着。

 

アプローチ。

 

博物館になっているこの建物は、細川家の昭和初期の事務所だそうです。

豪華ではないけれど、風格あるいい建物だと思いました。

人はポツポツ。もっと来ているかと思ったけれど。

この日は、「古代中国・オリエントの美術」という展示。

国宝の「金銀錯狩猟文鏡」が展示されていました。中国・戦国時代というたいへん古いものです。

 

その他、細川護立(護熙さんのお祖父さん)の集めた古代中国の銅製品、イランの陶器、地中海のガラス器など、っまさに「古今東西の珍しいもの」が展示されていました。

そのほか、織田信長や明智光秀、豊臣秀吉の直筆書状もあって、このあたり細川家の歴史を感じさせます。

 

永青文庫の庭から、下へ降りていけるようになっていました。

珍しい石造りの門です。

 

降りていくと、これが、先ほど登ってきた階段の左側にあった、肥後細川庭園。

神田川の水を引き込んで作った、細川家の江戸屋敷のお庭なんですね。

今は文京区の公園になっているそうです。

ここも都内に残る、江戸の風景でした。

 

永青文庫を出て、さらに北へ向かい、目白通りを渡る。

東京カテドラル。

しかし、ここもミサは中止となっていました…。

椿山荘の隣のカフェでちょっとおやつ休憩。

 

帰りは、護国寺へと歩いてみることにしました。

目白通りって高台を通っているのですね。

護国寺までは、細い路地のような下り道が続きました。

 

護国寺の駅から帰ろうとして、ここまで来たら「護国寺」へと寄ってみることに。

(今まで、「護国寺」って駅の名前としか認識していなかった。)

護国寺門前の交番は、鴟尾のデザインみたいです。

入り口にそびえる仁王門、江戸時代建立のものだそうです。

 

早咲きの桜がきれいに咲き始めていました。

 

なんと、ここにも富士山がありました。頂上まで登りました。

 

護国寺本堂。元禄時代のものです。

311でしたので、震災犠牲者の法要が行われていました。

 

境内は思いのほか広くて、本堂はかなり高台にあります。

本堂前から仁王門を見下ろしたところ。階段の下、立派な松の剪定中でした。

都内にも、まだまだ知らない場所がいっぱいあるな~と思いました。