10:30am
タイトル未設定

Harlem の教会でゴスペルを聞いてみたいという、宗教上の何の根拠もない期待があって、でも日本語のHarlemツアーが軒並み高くて諦めかけていたときに、英語のツアーを発見。HARLEM SPIRIPUALS, INCのツアーだ。何タイプもある中から選んだのは、日曜日の午前中、Harlemをガイドツアーで巡って、教会でゴスペルを聞くという$35.00の半日ツアー。スペイン語、ドイツ語などのバスに分かれて、何台かのバスごとにそれぞれまわるツアーで、Kazuyoと一緒にNaomi、Yuko、 Ryoko達に合流して英語、フランス語の混合バスに乗り込んでいざHarlemへ。写真は僕らのツアーガイドを務めてくれたNY出身のガイドさん。彼女は、ガイドを務めるぐらいなのだから当たり前なのだが、とてもフランス語が堪能だった。そして、流暢にフランス語を話す分だけ、英語の説明からフランス語の説明、フランス語の説明から英語の説明と、なんの切れ目もなくガイドが続く。しかし、これは聞いてるほうからするとなかなか大変な作業で、決していいとは言えないリスニングスキルを総動員して聞いているのに、何だかわからなくなったと思ったらフランス語になっていたり、わからなくてもフランス語を聞いていないといつ英語になるかわからないというもの。もっとも説明は完結で分かりやすく意外と英語のガイドツアーでも楽しめたというのが正直なところだ。

ツアーはアポロシアターの前にバスを停めて、まだ開いていないお店のシャッターに書かれたペインティングを見るところから始って、Syger HillなどHarlemの典型的な街並みを歩いたり、バスに乗りながらガイドされたりして、11時前に小さな教会に到着。ここで11時からのゴスペルによる礼拝を体験。ゴスペル隊が歌いながら入ってくると、みんな立ち上がって手拍子や、持ってきたタンバリンなどでリズムを取りながら陽気に、時間をかけて楽しんでいた。その後は説教とゴスペルが一体になりながら、僕らは約1時間半ほど滞在した。しかしながら、ゴスペルは観光客に聞かせるためのエンターテイメントでなく、彼ら自身の信仰のための、一種の道具立てで、のほほんと楽しんでいるのは心なしか気が引けるし、改めて宗教に対する姿勢の違い(ここまで熱狂できないという身を引く気持ちも強かったり…)を実感したりした。

HARLEM SPIRIPUALS, INC
212-391-0900
www.harlemsprituals.com

03:30pm
タイトル未設定

SOHO はNYに来てから度々足を伸ばしているところだが、この日は、お店の出た後の内装を全部剥がした作業中のビルを見つけた。中には作業の人が使ったと思われる、テーブルとイスが作ったように無造作に置いてあって、照明がひとつだけ右手から印象的な影を作るように照らされていた。これだけ見るとまるで映画のワンシーンか、現代美術のインスタレーションのようで、こんなシーンにふと出会えるところが、ここが日本でなくてアメリカだと感じる瞬間でもある。

07:00pm
タイトル未設定

4 月にアメリカに来て以来、日本食レストランに入ったのは、Vancouverで居酒屋に一回、Seattleでレストランに一回だけで、食べたいものは自分で作ってきたからその必要性も感じなかったし、中途半端な日本食を食べるのなら、食べないほうがましのような気もしていた。しかし、NYでは豚カツ専門店があると聞き、豚カツだけはキッチンの関係で自分で作ることが不可能だったので、食べたくても食べれないもののひとつだったが、ここで久しぶりに食べれることを発見。この日、New Havenに帰るKazuyoを見送りにGrand Centralまで見送りがてら、豚カツ専門店の「かつ濱」に豚カツを食べに行った。日本のお店と全く変わらず、キャベツとご飯のお代わりは自由で、おみそ汁とお漬物もついて、カツもパン粉がカリッと揚がっておいしくて、久しぶりの日本食の満足感に浸った晩ご飯だった。

かつ濱
11 East 47th St
212-758-5909

08:30pm
タイトル未設定

Grand Centralで、天井にレーザー光線でいろいろな模様や絵柄を描くショウをやっていて、それを寝ころんで見ている話を以前書いたが、これがその現場写真。普通の駅のだだっ広いホールの真ん中で寝転がって見ている。合理的で、周りを気にしない、とてもアメリカ人らしい図だ。