俺は翔太。

 

ヤンチャ盛りの14歳。

 

横浜市の中学校に通う中学2年生だ。

 

親はちょっとした会社を経営していて、他の家よりは多少裕福だと自覚してる。

 

毎月のお小遣いもそこそこもらっていて友達からは羨ましがられている。

 

まぁ子供が不必要なお金を持っていると、俺もご多分に漏れず悪い遊びにハマるよね。

 

毎日ゲームセンターに入り浸り、夕飯は年上の友だちとマックで食べてから夜遅くに家に帰る。

 

そんな生活スタイルでここ最近は過ごしている。

 

親に怒られないのかって?

 

父親が社長で母親も役員だから仕事が忙しくて家にはあまりいないんだよね。

 

二人とも深夜に帰ってきて、早朝出かけていく。

 

だから俺の食事も必然と一人で取ることになっていて、お金だけ渡されてるってわけ。

 

気軽で俺は気に入っているが、一般的には同情されることだってことも理解している。

 

別にいいだろ、本人がそれで満足してるんだから。

 

で、悪い友だちとも遊ぶようになり、高校生の友だちの真似をして髪の毛を金髪にしてみたんだ。

 

みんな薬局で買ったブリーチで染めていたが、俺は綺麗に染めたかったから美容室でやってもらった。

 

美容師には何度も確認されたが、そこはうまいこと言って染めてもらったよ。

 

美容室で染めたもんだから、友だちのまだらな染まり具合とは雲泥の差だった。

 

やっぱり美容室で高いお金を払って染めてもらってよかったな。

 

学校に登校して早々に…

 

次の日、お気に入りの金髪頭をワックスでビシっと固めて学校に登校したら、校門のところでヤバいやつに見つかってしまった。

 

生活指導の森田先生だ。

 

剣道4段だったっけか?いつも竹刀を持っていて、事あるごとに振り回して生徒をビビらせているやつだ。

 

剣道家として竹刀の使い方を間違えている気がするが、何にしろ俺の天敵の一人だ。

 

親父がクオーターで今朝起きたら突然変異で金髪になってしまった。

 

そんな言い訳は無理だよな。浦飯幽助じゃないんだから。

 

生活指導室に連行されて、森田先生のお説教が始まった。

 

校則に違反している。

 

周りの生徒の勉強の邪魔になる。

 

親からもらった身体だから大切にしろ。

 

etc…

 

マニュアルにでも書かれているんじゃないかっていうお説教文句がどんどんと出てくる。

 

俺は飽きて生活指導室を見回していた。

 

俺は、生徒から没収したものを雑多に突っ込んでいる「没収品」と書かれている棚に目をやった。

 

携帯ゲーム機、バイクのヘルメット、巨大ハリセン、おもちゃの手錠、モデルガン、快○天…。

 

さまざまなものが置いてある。

 

刑事ドラマで見る「押収品」みたいだな…と「ふっ」と笑みが溢れてしまったのを森田先生に目ざとく気づかれてしまった。

 

しまった。

 

自分の説教を馬鹿にされたと勘違いした森田先生が(実際に俺は馬鹿にしていたが)、さらにヒートアップして大説教を始めてしまった。

 

人生について語りだし、自分が子供の頃どんなに苦労したかを語り始めてしまった。

 

こりゃ1時間コースだぞ…。

 

いつもは10分程度、適当に聞き流していれば済んだものを地雷を踏んでしまい延長コースに入ってしまった。

 

俺は森田先生の機嫌をさらに損ねないように、もう笑わないぞと心に決めた。

 

のだが。

 

気がついてしまった。

 

もう9回ツーアウトで大ピンチなのに気がついてしまったのだ。

 

森田先生の鼻から鼻毛が出ていることに…!

 

真っ赤な顔をして説教している森田先生の鼻から、鼻毛がぴょんと出ているではないか!

 

なん…だと…!?

 

いまこのタイミングかよ!

 

翔太大ピンチ!

 

ここで笑ったら謹慎どころか留年の恐れもあるぞ…。

 

絶対に笑えない。

 

いやもしかしたら影になっていて見間違いかもしれない。

 

咄嗟に目を逸してしまったが、もう一度見てみたら何も無いかもしれない。

 

見るぞ~見るぞ~。

 

チラッ。

 

やっぱり鼻毛あるよ…。

 

見間違いではなかった。

 

森田先生の鼻から鼻毛が出ているのだ。

 

この最大の危機をどうやって乗り越えたらいいんだ…。

 

くそ、だんだん腹が立ってきた。

 

そもそも森田先生が鼻毛の処理をちゃんとしていないのがいけないんだ。

 

俺はませているかもしれないが、鼻毛の処理には自信がある。

 

一般的に鼻毛の処理といえば、ミニバサミでカットするか、鼻毛カッターでカットする方法があると思う。

 

でもハサミだと入り組んだ部分が切りにくいし、カッターだと短い毛が残ってしまいチクチクしてしまう。

 

だから俺はいつも、鼻毛ワックス脱毛【サボテンノーズワックス】を使っている。

 

鼻毛ワックス脱毛【サボテンノーズワックス】

 

サボテンノーズワックスはいわゆる「ブラジリアンワックス」に代表されるワックス脱毛の一種だ。

 

ワックスに鼻毛を絡ませて一気に引き抜く。

 

だから短い毛も残らないし、鼻の入り組んだ場所に生えている鼻毛も根こそぎ取れるのだ。

 

使い方は超簡単。

 

まずは専用の容器にワックスの素を入れて電子レンジで温める。

 

溶けたワックスを専用のスティックの先端につけて、冷めたら鼻に突っ込むだけだ。

 

奥のほうのホコリや花粉をキャッチしてくれる最低限の鼻毛は残しつつ入り口付近の鼻毛だけ脱毛できるように、奥に入り過ぎないようスティックが設計されているのが嬉しい。

 

あとはワックスが固まったら一気に引き抜くだけだ。

 

痛みは少しだけあるが、一思いに一気に引き抜くことをおすすめする。

 

痛いのはほんの一瞬だけで、あとはホホバオイル、ミネラルオイルなどの保湿成分が肌荒れを防いでくれる効果もあるのでヒリヒリしたりはしないから安心してくれ。

 

これは1回使うと1ヶ月は持つので、月1で鼻毛処理をするだけであとは鼻毛つるつるライフが待っている。

 

これでもう鼻毛ライフとはおさらばさ。

 

このサボテンノーズワックス、ちょっとお得な買い方があるんだ。

 

通常10回分で1800円だが、2000円以下だと送料が600円かかってしまう。

 

でも2個買うと3600円だけど送料が無料になるので、送料2回分1200円もお得に購入できるんだ。

 

お得だろ?

 

サボテンノーズワックスおすすめだ。

 

鼻毛ワックス脱毛【サボテンノーズワックス】

 

ピンチを脱出したのも鼻毛だった

 

さて、俺は生活指導の森田先生から説教を受けている。

 

ここで笑ってしまったら留年を免れない。

 

なんとかこの危機を脱するチャンスを窺っていると、救世主が現れた!!

 

校長先生だ。

 

森田先生が通りがかった校長先生に気が付き、挨拶しようとした瞬間に吹き出したのだ。

 

なんと校長先生の鼻からも鼻毛が出ていたのだ!

 

しかも両方の鼻の穴から!!

 

これには森田先生も我慢できなかったようで笑い転げている。

 

校長先生はというと、何故笑われているか分からずキョトンとしている。

 

森田先生は「思い出し笑い」と必死に言い訳を言いつつその場を立ち去ったのだ。

 

勝った。。

 

俺は勝負に勝ったのだ。

 

鼻毛によって巻き起こったこのピンチは、奇しくも鼻毛によって助けられたのだった。

 

鼻毛万歳!