本日もご訪問ありがとうございます。

 

前回の記事では初めて二ケタのいいねを頂きました、うれしいです。ありがとうございました。

 

 

 

さて、今回はレジンで作ったドールアイをはめ込んだ招き猫の制作過程のご紹介です。

写真を交えて進めていきます。(いつか動画をはめ込んでみたいですが、そのスキルがありません。)

いつものように紙粘土「白鳥」を使って、猫の頭部を作っていきます。

 

その前にいつも使う道具も紹介しておきます。

以上です。

 

早速制作開始!

 

アルミ線(2ミリ)にアルミ箔を丸めて巻き付けたものを芯にして、これに粘土を盛り付けていきます。

後で半分に割って、中に目玉を仕込むために中を空洞にする必要があるのです。

また、芯まで粘土で固めると乾きにくいのと乾燥段階でヒビが入りやすくなるからです。



で、今回の作品も球体関節を応用した頭部が動く招き猫です。

胴体部分は今までもあちらこちらに出てきたモノと同じです。


ほぼ球体に丸めたら左右、上下。前後を二分割する線を入れておきます。

眼球を入れる位置や左右のバランスをしっかりとるためには、これが重要です。

お人形の顔を作る時、何が難しいかといって、左右のバランスをとるのが何といっても一番でしょう。

それは当たり前で、人間の眼は左右どちらか利き眼というものがあります。正面から観察しているつもりでもどちらか一方の眼で斜めに見て、左右のバランスをとっているのです。

試しに作品を鏡に向けて、鏡越しに見てください、驚くほっど左右のバランスが違っていることでしょう。


その防止のためには、こまめに中心からの距離などをノギスやコンパスを使って測りながら制作することです。

その辺り、ひな人形などは完璧にこしらえてあるのに驚かされます。


そんなこんなで、自作のドールアイの失敗したものを代用に埋め込んで、作業を進めていきます。


この段階で実物のドールアイを使ってしまうと製作途中で汚れたり傷ついてしまうので、同じサイズのもので、代用するのです。

後で仕上げの時に入れ替えます。

大体出来上がって来たら、紙やすりをかけてバランスを見ます、その後、耳を付けます。

 



大体出来上がりましたが、ここで眼球を入れ替えるために前後を分割します。
よく見るとこめかみのあたりの肉付きが左右違いますね。


しるしを付けたら、ナイフで切れ目を入れていきます。前後に2分割します。

アルミフォイルとドールアイを抜き取り、内側の肉付きを整えます。



きれいにドールアイをはめ込んだら、内側をボンドで固定して。首振りのためのバネを仕込んで組み付けます。

つなぎ目はよく水で濡らし、粘土を盛り付けてはめ込み、乾いたらまたきれいに紙やすりでヤスリ掛けをします。

始めは320番、400番と掛けました。

仕上げは耐水ペーパーの400番(水を付けずに)でした。

 

そうしたら、胴体と組み付けます。で、色を塗ります。

酷い色の組み合わせです。塗り直します。

 

 

 

ひげをつけ忘れましたが、一応出来上がり。(出来はひどいですが、試作品としてはこんなものです)

着色はエアブラシで金と黒のアクリル絵の具を吹き付けました。

 

エアブラシのお話はまた別の機会にさせていただきます。

 

では、今日は以上です。ありがとうございました。